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ミステリ感想-『首断ち六地蔵』霞流一

2003年04月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
悪質なカルト集団を取り締まる特殊法人・寺社捜査局に勤める魚間岳士は、
六地蔵の首が持ち去られた事件を追っていた。
ところが、首が発見されるたび、そこには奇怪な殺人事件がついてきて……。


~感想~
連作短編集。
バカだ。とにかくバカだ。
表紙に書かれた「ど本格」という言葉に騙されてはいけない。
これは“バカミスの大家”として名高い氏の面目躍如。
次々と起こるバカな事件がバカな解決を迎え、最後には「これぞ連作」というべきどんでん返しが起こってくれる。
造りは粗いが勢いのある、無駄にありすぎるケッサク(非・傑作)短編集。


03.4.15
評価:★★★☆ 7
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