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映画(DVD)感想―『SAW』

2009年09月03日 | 映画感想

~あらすじ~
薄汚れた広いバスルームで目を覚ました2人の男。彼らはそれぞれ対角線上の壁に足首を鎖でつながれた状態でそこに閉じ込められていた。
2人の間には拳銃で頭を撃ち抜かれた自殺死体が。他にはレコーダー、マイクロテープ、一発の銃弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。状況がまるで呑み込めず錯乱する2人に、「6時間以内に目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが告げられる。


~感想~
27歳の監督によるデビュー作で、主要キャラはたった3人、しかもうち一人は脚本家、製作期間は18日の超低予算映画――これだけ聞いてどこに傑作が生まれる余地があると思うだろうか。
だが『SAW』はまぎれもない史上最高級の傑作サスペンス映画だった。
もうこの映画に関しては「観ろ」と言うしかない。もしまだこの傑作を観ていない映画ファン、ミステリファンがいるならば、すぐにDVD屋に走るべきだ。
多少のスプラッタ耐性は必要だが、残酷描写だけが売りの映画ではないので問題ないだろう。
このシリーズは続編で普通に前作のネタバレを流すので、まずはここからどうぞ。


評価:★★★★☆ 9
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