小金沢ライブラリー

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先々週のNXT #173

2013年07月04日 | 今週のNXT
サミ・ゼイン ×-○ アントニオ・セザーロ
(ニュートラライザー)

一夜で元王者を2人連破する破格のデビューを遂げたゼインが再登場。豊富な技と小物感あふれる顔で第二のクリスチャンになれるか。
ゴング前のせこい奇襲でペースをつかんだセザーロが序盤から攻め込むも、それをしのぎ体力を回復したゼインが徐々に反撃。
しかし要所要所でセザーロのアッパーカットに勢いを止められ、とどめのニュートラライザー。セザーロは雪辱を果たした。
長尺に見合う好試合だった。


スコット・ドーソン&ギャレット・ディラン ○-× トラビス・タイラー&バロン・コービン
(ドーソンのスパインバスター→ディランのダイビングWアックスハンドル) 

タイラーを自軍コーナーに釘付けにしたディラン組が、それって逆に疲れるし相手の体力も回復するんじゃないの? と思うくらい必要以上に交代しながら集中攻撃。
どうにか逃げ出したタイラーがコービンにタッチも、元気だったはずのコービンは必殺技の一発で沈んだ。アメプロでは必殺技を喰らうと10秒間体力がゼロになる仕様。
ディラン組の「D・スクエア」なるクッソダサかったチーム名は今回は呼ばれず。やはりボツなのか。
三人並ぶとどう見てもマネージャーのシルベスター・ルフォールが一番強そうなので、早くこいつの試合も見たい。


NXT女子王座決定トーナメント一回戦
アリシア・フォックス ○-× ベイリー
(シザーズキック)

アリシアは一軍の元ディーバ王者。必殺技のシザーズキックと綺麗な褐色の肌、長い手足を活かしたムーヴは、殿堂入りしたブッカーTを思い起こさせる。また初めはレスラーではなくウエディングプランナーとして登場し、次はダンサー、いつの間にかディーバに転身して王座まで獲得と、WWEらしいギミックの変遷を経ている。
スーパーマンみたいな配色のベイリーは、相手を膝から落とす危なっかしいモンキーフリップで逆転を狙うも、エプロンに逃げたアリシアのこずるい蹴りを浴びて、フェイマサー気味のシザーズキックで仕留められた。
ここまでたぶん一勝もしていないベイリーに歓声が掛けられており、観客にNXT勢を応援する土壌ができてきたことが伺える。


NXT王座戦
ビッグ・E・ラングストン ×-○ ボー・ダラス
(ターンバックルに叩きつけ×2→ベリー・トゥ・ベリー)防衛失敗

一軍昇格済みのラングストンのベルトを奪うには絶好の機会に、引くほど打点が低く勢いもないドロップキックで観客のハートをつかみ、熱いブーイングを一挙手一投足に浴びせられながらダラスが一方的に攻められる。駄目だこいつ早く何とかしないと。
最後はラングストンの必殺技から逃れようとターンバックルをつかみつつカバーを外し、むき出しの金具に2回叩きつけ、ベリー・トゥ・ベリーに見えないベリー・トゥ・ベリーであっさり3カウント。金具はちゃんと出てないしフィニッシャーも説得力無しと雑にも程があるぞ。
一軍と二軍の王者が揃ってベビーなのに嫌われ者の実力不足。伝統芸能は継承された。
ダラスは小汚い勝ち方でこのままヒールに転向だろうか。ラングストンはもう少し二軍で見たかった。
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