~あらすじ~
水木洋ら5人は高校生の時、死んだ友人の柳瀬英世を土に埋め金を奪ったことを秘密にしていた。
数年後、5人は恩師からの手紙で学生寮に呼び出され、柳瀬が好んでいた金糸雀の唄が響くなか、1人が姿を消してしまう。
~感想~
最初の事件が起こると同時に9割の読者は「これはもう当然アレよ」と2023阪神タイガースばりにアレだと確信するだろうし、着々とアレなことを証拠づける情報が集まり、アレらしい展開が延々と続く。
しかし心配はご無用。結果アレだったどうかは伏せておくが、ただでは終わらない結末が待っているし、特に推理に長けた人物が見当たらないため、犯人どころか探偵役すら誰が務めるのか最後までわからないという異色のミステリに仕上がっていることは保証する。
昭和ならではのタイトルやあらすじで大損しているが、とにかく読んで損はない本格ミステリの良作である。
23.1.10
評価:★★★ 6
水木洋ら5人は高校生の時、死んだ友人の柳瀬英世を土に埋め金を奪ったことを秘密にしていた。
数年後、5人は恩師からの手紙で学生寮に呼び出され、柳瀬が好んでいた金糸雀の唄が響くなか、1人が姿を消してしまう。
~感想~
最初の事件が起こると同時に9割の読者は「これはもう当然アレよ」と2023阪神タイガースばりにアレだと確信するだろうし、着々とアレなことを証拠づける情報が集まり、アレらしい展開が延々と続く。
しかし心配はご無用。結果アレだったどうかは伏せておくが、ただでは終わらない結末が待っているし、特に推理に長けた人物が見当たらないため、犯人どころか探偵役すら誰が務めるのか最後までわからないという異色のミステリに仕上がっていることは保証する。
昭和ならではのタイトルやあらすじで大損しているが、とにかく読んで損はない本格ミステリの良作である。
23.1.10
評価:★★★ 6