~感想~
ノンシリーズ短編集でこれまた「浮気」がテーマ。
「嘘は罪」よりも仕掛けはおとなしめで、これだけ続けて連城短編を読んでいると、ある程度は結末に予想がついてくる。
それでも「恋愛小説でこんなことするの?」と一般的な恋愛小説ファンは戸惑ってしまうのではと思う、構図の反転や伏線の妙味は変わらず、連城ファンならば間違いなく楽しめるだろう。
そして「パターン読めたよ!」と油断したところを狙い澄ました某作の鮮やかな罠に目を剥いたところに続いて叩き込まれる、最後に待ち受ける「砂のあと」の一撃が強烈。
女性週刊誌のようにあけすけな、今なら広末の手紙を思い出す告白が長々と続き、少しだれてきたところで明かされるやばすぎる真相。良い話めいた終わり方してるけどいやいやいやいや、なんでこんなことするの…?と真顔になってしまう。連城の発想恐るべし。
23.7.8
評価:★★★ 6
ノンシリーズ短編集でこれまた「浮気」がテーマ。
「嘘は罪」よりも仕掛けはおとなしめで、これだけ続けて連城短編を読んでいると、ある程度は結末に予想がついてくる。
それでも「恋愛小説でこんなことするの?」と一般的な恋愛小説ファンは戸惑ってしまうのではと思う、構図の反転や伏線の妙味は変わらず、連城ファンならば間違いなく楽しめるだろう。
そして「パターン読めたよ!」と油断したところを狙い澄ました某作の鮮やかな罠に目を剥いたところに続いて叩き込まれる、最後に待ち受ける「砂のあと」の一撃が強烈。
女性週刊誌のようにあけすけな、今なら広末の手紙を思い出す告白が長々と続き、少しだれてきたところで明かされるやばすぎる真相。良い話めいた終わり方してるけどいやいやいやいや、なんでこんなことするの…?と真顔になってしまう。連城の発想恐るべし。
23.7.8
評価:★★★ 6