小金沢ライブラリー

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今週のキン肉マン #443 邪悪神との再契約!!

2024年02月26日 | 今週のキン肉マン
・邪悪神と契約すると自由に利用される?
・ここに来てそういえば背景がわからないと判明
・もし自由を失うなら憑依して負けたフェニックスは知的すぎる
・初めから負けるつもりで知性の神と再契約したか?
・土壇場でアリステラが友情パワー発動しなければ1億リベンジャーで普通に勝ってたが
・目的を果たせればそれでよいとフェニックスなら判断しそう
・619はルチャだが思いっきり21世紀の技
・1億パワーを片手で受け止められ早くも暗雲が
・神の力を利用するだけのマリポーサと神を信奉するパピヨンの対比
・1億偽リベンジャーは一撃で石マットに身体が沈む威力
・負けそうだがマリポーサはずっとかっこいい
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ミステリ感想-『黒の貴婦人』西澤保彦

2024年02月26日 | ミステリ感想
~あらすじ~
自宅マンションで開かれた飲み会の訪問客が刺殺される。しか彼女は招かれていなかったはずで…招かれざる死者
ボアンの飲み会にいつも居合わせ、鮒寿司を食べる女を彼は密かに白の貴婦人と呼び…黒の貴婦人
ド田舎の別荘に泊まった女子大生グループとタック。翌朝意外な人物が死体で発見され…スプリット・イメージ
会長の愛人をしていた女は、亡くなった会長が宝の地図を隠していたというジャケットを探るがそこには何もなく…ジャケットの地図
教員となったボアンの同僚の披露宴で祝儀袋から67万円だけがはっきりわかるよう抜き取られ……夜空の向こう側


~感想~
タックシリーズ短編集。
時系列はごちゃまぜで既刊のどこかの合間に起こっているが、ミステリとしての質はもう問題外にどれも低い。
ただ結果に沿っているだけの何もかも無理のある、優れたミステリならばダミーの解決として片付けられているはずの真相が普通に真相として示されるばかりで、悪い意味で唖然とさせられる。
「スプリット・イメージ」に至っては「タックが初対面の女子大生グループと起居をともにします」という全く意味のわからない設定から始まり、無茶に無茶を重ねたありえない真相が暴かれる始末で、個人的には「赤い糸の呻き」で上げた評価が著しく下がった。
表題作は真相のその先こそ手放しで褒められるが、ミステリとしてはゴ…カ…非常にいただけない。
シリーズファン目線からすれば表題作の結末だけは必見ながら、極端な話そこだけ読んでもらっても構わないと思えるほど、至って面白くない短編集であった。


23.2.26
評価:★ 2
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