東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

畳の上の水練

2008-03-04 08:18:56 | 社会・経済

オーストラリアの沖で捕鯨船が無頼漢に又おそわれた。海上自衛隊は護衛艦を送るべきだ。最近の防衛予算は年間5兆円になる。10年では50兆円だ。20年では、30年では?。

これを壮大な無駄にしないためには莫大な税金に見合う利器としてメンテナンスする必要がある。

最善の訓練は実戦である。「戦いのうちに兵を養う」という言葉もある。アメリカやソ連はだから切れ目なく、なんかかんか理屈をつけて絶えず小国に軍隊を送る。テロ対策だといって中東に戦争をしかけたりする。かっては、中南米の小国に宣戦布告もなしに自国民、自国財産をまもるためと称して日替わりで(年替わりで)戦争をしかけていた。アメリカはアフガニスタン、イラクにも宣戦布告していない。

最近は陸上自衛隊がPKOで海外に出て行くようになった。あれに選抜されるのはエリートコースに乗るということなのだろうが、ま、擬似緊張感があるからそれなりの効果があろう。PKFのほうがもっといいがね。

海上自衛隊は出番がない。インド洋上の給油は過酷な気象条件だろうが、戦場の恐怖はない。たるむのも無理がないかな。

いま、海上自衛隊が必要な事態になったときに、年間5兆円の税金が機能するかどうか疑問である。擬似実戦訓練の機会は積極的に利用すべきである。かって太平洋艦隊が日露戦後も精強を保てたのかカムチャッカ沖で操業する日本漁船団をロシアの脅威から守る護衛活動のおかげであったことを思い起こすべきである。