ピーターソン国際経済研究所というのはアメリカの会社かな。そこの上級フェロー;ラインハート女史のインタビューが今日の産経経済面に出ている。
題は「財源確保、外貨準備高の削減を」。日本の外貨準備高のほとんどは劣悪米国債だから米国債を売れということだ。低脳でも分かることだ、資金が必要になったら貯金を下ろすのが常識だと何度もこのブログで言っている。増税だとか日本の国債発行など狂気の沙汰だ。
ま、アメリカの常識だろうね。このピーターソン女史が偉いのではなかろう。しかし、日本はバカな家畜だから、公式にはそんなことをしたらドルが暴落するとか、そのほか、さまざまな恫喝をしてくる。第二、第三のトヨタ、ソニーが出るぞ、とか高関税をかけるとか過去の日米経済摩擦で毎度おなじみの脅迫が来る。しかし、この恫喝が無理筋だというのはアメリカ自身が分かっているのだ。だが、日本がおびえている限りはこの脅しを止めるバカはいない。
為替相場への影響はいくらでも軽減する方法はある。これも散々このブログで指摘してきたことだ。P女史も売り方でやりようがあるといっている。全然影響を出ないことはないが、実質的に下落を回避する手段は多数あるし、その手段を行使できない当局者は無脳、無能である。
情けないのは、アメリカのためにするコワモテに追随してご機嫌をうかがう日本の評論家、経済学者、政治家、官僚ばかりだということだ。