今日の土俵の割り方は妙だった。普通は寄られて、こらえて、土俵の中を向いて最後に土俵を割るだろう。白鵬は負けると分かったら自分からくるりと体を一回転したように見える。
妙だと思ったから、テレビのリプレーを何回も注意してみたが自分から背中を見せて土俵を出ている。思うに、後ろ向きに倒れるのが怖くて自分からあきらめて逃げたように見える。前代未聞の負け方だ。
白鵬はめったに負けないから後ろ向きに倒れる恐怖心がほかの力士より強かったのかな。
それにしても、なにかの終わりを予感させる負け方だ。よく世間では向い疵は恥ではないというが、今日の白鵬のは後ろ疵だよ。
白鵬の体は初日から張りがなかったが限界が来たのかもしれない。