東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

橋下徹(四)のモデル

2012-05-16 18:46:02 | 国際・政治

橋下徹はまずモデルを明示しなけければならない。現状の問題点を総括して国民に提示しなければならない。そして彼の解決策を具体的に<<<国民に>>>にアピールしなければならない。その解決策が問題解決に役立つことを国民に説得しなければならない。

政治家だって成長途上、修行中の連中もいる。いわばIN MAKING、の過程にいるものもある。だからオイラは政治家誰に対しても無慈悲に『はっきりせい』とは普通いわない思いやりは持っている。

しかし、徒党を組み、ボスにおさまり、周りに頼りない塾生という私設ガード的手勢を抱えようとしている人間、そうして国政にも進出しようという人間には無慈悲に冒頭の要求を突き付けなければならない。

一体彼には想定するモデルが他国にあるのかな。もしあるならそれを示せ。そうすればその国の現状とそのモデルの正邪を判定するよすがを得ることが出来る。

いや、これは世界にも例のない橋下徹の優れた政策だというなら、なおさら政策の詳細を国民に提示しなければならない。

中央の政治機構が駄目だから地方分権だ、などという国が、ましてそれを実行するようなキチガイのような国が外国、欧米にあるとは思えない。一部のアジアなどのカルト国家にはあるかもしれないが。

いま思いついたんだがね、大阪というのは相当ひどいところらしいのはハシシタ君の奮闘で分かった。それでだね、大阪は日本政府の直轄領にしたらどうだ。徳川時代問題のある藩は召し上げて幕府の天領としたが、そのひそみにならうのである。

あるいは東京都の委託統治領にするのだ。石原君がしっかりとやってくれるだろう。

尖閣諸島も東京都の委託統治領にしたらいい。


橋下徹、三、の情報発信力

2012-05-16 13:19:20 | 国際・政治

ハシシタの『統治』モゴモゴだが、こう推測して話を進める。国の官僚制度の統治能力がないから地方分権を大幅に行えば、めでたし、めでたしだ。こんな自明なことが分からないのか、ということらしいね。

同じような機能を国と地方が持つ不経済もある。決定が迅速に行えない。地方の実情を反映できない。こんなところかな。ハシシタくん。

大阪府と大阪市の統合なんてのはその例らしい。大阪の場合は国と地方の二重性どころじゃない。三重性だから、或る程度理屈があると言うのはわかる。戦時下の東京府と東京市統合のひそみにならう理由もあろう。

この考え方をいきなり、国と地方に齎すというのはどう考えても乱暴だ。中間項についての説明があればいいよ。彼はやみくもに言っている。違うなら訂正してね。

国の統治機構がにっちもさっちもいかなくなれば、普通は国の機構を根本的に変えるところに発想がいく。地方に権限を委譲すればすべてうまくいくと考えるのは馬鹿だけである。

おれが国政に出れば国の機構を効率的に変えると青写真を示して国政進出するならわかる。国民は彼の青写真を検討して投票を決めればいい。

地方分権、地方分権とお題目だけ唱えて仲間を募るなど下の下である。お相手も若干いるらしいが皆ゴミばかりだ。意外なのは石原氏だね。彼の思惑はよく分からない。

しかし、さすがに現在の地方首長でハシシタに同調するのはすくないようだ。

人には生まれて持った分際というものがある。これまで大阪の首長がやらなかった(実に驚くべきことだが)イレズミ職員の問題とか君が代斉唱徹底などは大いに結構である。その辺でやめておきたまえ。これだけでもこれまでの無数の駄目首長を凌駕する君の業績である。勲三等功三級の勲章もいずれもらえるだろう。ほどほどにして置きたまえ。


橋下徹の地方分権2

2012-05-16 07:39:30 | 国際・政治

彼の批評をしようと思って、何を言っていたか思い出そうとするが思い出せないことが多い。それでオマンマを食っている政治評論家とかマスコミは新聞記事などを検索してリプレーすればいいのだろうが、オイラはそんなことはしない。

あれだけ騒がれるのだから一般庶民たるオイラでもすぐに記憶から引っ張り出せるものでなければならない。これは彼の言動が世間に浸透しないことの証左である。

つまりハシシタは自分の主張を民衆に浸透させる発信力のない政治家である。この辺はかっての小泉新太郎(元首相、名前はあっているかな)と比べ物にならない。

彼の民衆に対する浸透力は、環境汚染のようなものである。なんだか分からない毒物、や放射能が浸透してくるのである。

たとえば、彼が統治なんとか、と時々言う。それについて書く為に思い出そうとすると、統治なんとかとよく言うなとしか思い出せない。語尾不明瞭なのである。

舟中八策などのように、彼の言動は実のないものである証左なのかもしれない。