東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

全柔連告発者はスキャンダルを小出しにして交渉の道具にするな

2013-03-16 07:59:02 | 社会・経済
昨日ある新聞で全柔連の裏金問題の記事が出た。ニュースの出所はこの新聞への闇告発者のリークかなと思った。

ところが、あちこちの新聞やらテレビで一斉に報道された。ある新聞では全柔連が発表したとある。これも妙だ。別の新聞ではニュースの出所は書いていない。ただ、植村会長が「説明した」とだけある。これ、なんなの。記者会見をして植村側から自主的に発表したのか、記者会見かぶら下がり取材で聞かれて認めたのか、さっぱり分からない。ジャーナリストなら読者に対する責任としてしっかりとカンドコロを押さえて書けよ。

新聞をひと月に1ページしか読まないと常に「豪語」している俺がやけに新聞ばかり読んでるみたいじゃないか、と突っ込まれそうだが、昨日が金曜日だということを忘れてもらっては困る。一つはスポーツ紙だ。週末は競馬があるからスポーツ紙は買うのだ。以上補足説明おわり。

この裏金問題が先の15人(実は山口香の自作自演)の存在の疑わしい「告発文」に入っていたのかどうかだ。

山口側も告発文そのものは発表しない。騒動後、弁護士を通して妙ちきりんな文章を発表したが、あれがオリジナルな告発文であるはずがない。

さらにおかしいのは、全柔連が告発者の氏名の公表はしなくていい、とやけに物わかりにいい態度だったことだ。どう考えても公表すべきだろう。

注:全柔連への告発は匿名でJOCへの告発は氏名があった可能性もある。この辺もマスコミは突っ込んでいない。

普通なら、全柔連はJOCに対して告発者の氏名の公表を求めるべきだろう。不自然だ。

さて、オリジナルの「告発文」にこの裏金問題がほのめかされていたかどうかが問題だ。

経緯を見ると山口側はスキャンダルをマスコミに小出しにして自分たちに有利な条件を得ようとしている。マスコミを利用しているだけだ。

有利な条件が取れないと、スキャンダルを追加で小出しにしてくる。これは脅迫そのものだ。大岡裁きに喧嘩両成敗というのがある。本件は喧嘩両成敗で両者を断罪しなければなるまい。

以上はすべて憶測である。オリジナルな告発文が公表されて、かつそれが後日でっち上げられたものでなく、真性なものであることが明らかになれば、以上の憶測は取り下げる。