東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

粛々と

2015-04-10 17:32:23 | 政治(内政、外交、軍事)
週末の筆ならしに、大したことじゃないが、政治家が使う「粛々と」について。
本人達は格好いいと思って使っているらしいが、いかにも身に付かない、耳障りな言葉だ。この言葉を政治家が初めて使うのを聞いたのは前世紀末かな、聞いた時にはセンスの無い言葉を使う無教養ものだ、と思った。昔の政治家は平均的政治家でも今の政治家よりも漢学、漢字の素養ははるかにあったが、こんな珍妙な言葉は使わなかった。

実をいうとオイラは読んだことも無かった。しかしいかにもセンスの無い言葉だ。ミーハーが使う言葉だよ。確かに辞書にはあるがね。某が言っている様に「上から目線」だから駄目だというのも異様な言いがかりと感じたが。それ以前の問題だよ。

言葉は身の丈に有った物を使うものだ。そう思ったのは初めて聞いた当時なんだが、その後格好いいと思う連中が増えたのか、頻りに耳にするようになった。そうしたら不思議なものであまり気にならなくなった。

ま、語彙が乏しい連中だからしょうがないが、あまり使わない方がいいだろう。
私の書き方のほうが、よほど「上から目線」だって、あいすみません。


追加:インターネットで検索したら政治家がなぜ粛々とをやたらとつかうか、というのがあった。上の記事で前世紀末に出現して非常に違和感を感じたとかいたが、このヤフーの記事によると竹下登が4回使ったのが初めらしい。思い出したよ。大体そのころとは分かっていたのだが。およそ、政治家の中でも教養と正反対無関係な竹下が「粛々と」やった物だからその異様さが印象に残ったのだろう。意外だったのは民主党の菅直人が一番多くて14回も「粛々と」を発声したそうだ。

この男もミスマッチの最たるものだ。やっぱり狂った人間は症状に出るんだな。政治家が「粛々と」を使うのは賎婦が「ざあます」言葉を使うような物だ。精神病院に行ったような気になる。