東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

白鵬日馬富士事件

2017-11-22 16:37:21 | 大相撲

語られていない本筋二本

日馬富士暴行事件であれだけテレビを賑わしているのに語られていない重大なポイントが二つある。一つは一選手(一横綱と言っても同じ)が他の部屋の力士を「指導」する権利あるいは義務はない。まして指導に名を借りてリンチなどする権利等無く、これだけで永久追放に値する罪であること。これは前回アップでふれた。もしこの折り目を正せなければ日本相撲協会は存在する根拠がない。

第二点はこの事件は白鵬日馬富士事件というべきである。主犯は白鵬である。暴行の教唆者、首謀者、計画者は白鵬である。愚連隊のリーダーが子分に命じてリンチをやらせる。荒川の河川敷なんかでね、あれと全く変わらない。いまではヤクザの親分が子分に相手の殺害を命じた場合は実行者と同じ罪になるのではないか。それと今回の白鵬は全く同じである。

 親分が子分に命じたリンチを監視していて、まあその辺にしておけという。それがあたかも止めに入った美談の様に白鵬は言っている。笑わせてはいけない。

 オーム真理教の麻原が部下に殺人を命じ、その実行を監視していた。死刑を宣告されている。この関係は白鵬と日馬富士の関係と同じだ。

 テレビの馬鹿司会者、スタッフ、ゲストを見ているとこの一番重要なポイントにふれていない。わずかに直接的ではないが間接的に問題点を指摘したのは長島君のみのようだ。