東方のあけぼの

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吉本興業の闇の流れは二筋あり

2019-07-24 10:52:39 | 社会・経済

  隙間時間にチャンネルを回して断片的に飛び込んでくるテレビ番組だが、最近は吉本芸人の闇営業問題がほとんどだ。どれも画一的でぱっとしない。その点では同じなのだが、今朝のテレ朝、周辺を撫でているだけだがほかの局よりは、いつものように下準備がいいようだ。

 騒動当初から腑に落ちない点がある。しかも今に至るまでどの局も、誰も触れない。何とかいう芸人二人が謝罪会見をしたいというのを、岡本とか言う社長が止めたという話だ。しかも謝罪会見をしたら「連帯責任で全員*首にする」とか脅かしたという。これを見て疑問を持たないのかね。とくにテレビの番組担当者は。お前たちは失格だよ。

  問題を起こした芸人が謝罪会見をするという。普通の会社だったら、殊勝なことだと、褒めはすれ、最大限の非常識な脅しをかけて必死に阻止する問題か。なぜだ、おかしいと思うのが自然だ。

  私は素人だが、唯一の論理的推論は吉本本体が闇の巨大な全国的組織と興行について恒常的な取り決めがあると考える。つまり吉本は相当額を彼らに渡し続ける。見返りに全国的組織犯罪集団は吉本の興行を保証する。これしか考えられない。吉本社長などが怒ったのは、芸人がかってにやみ営業をしたということだろう。下手をすると組織暴力団のトップから怒鳴り込まれる。これが怖かったのだろう。

  また、芸人との最初の話で「しばらく静観する」とも岡本社長はいったらしい。これも同一線上だろう。下手に芸人にしゃべられて、組織暴力団からねじ込まれないか恐れたと思われる。相手の出方を見ようとしたのではないか。

  岡本社長の会見を見ていて、これはまともな会社ではないな、という印象だ。多くと視聴者も同じ意見のようだ。関係官庁は速やかに吉本興業に対して強制的な経理監査を行うべきだ。その過程で如上の論理的推論が正しかったかどうかが判明するだろう。

  かって、大相撲の興行では、とくに地方巡業では暴力団の仕切りがあったが、さすがに財団法人となってからは国の監査が入り目立たなくなっている。