1:異常な表現が示す予兆
六日孫正義氏はソフトバンクが中間決算で「ボロボロの赤字」と記者会見した。ボロボロの赤字という表現は前例がない。インパクトが強い「むこう狙い」のあくの強い表現であるが、孫の顔は表現内容にマッチしていなかった。意気消沈もしていなければ、株主に申し訳ないという気持ちもあらわれていない。
第一、前期の一兆五千億円の黒字から155億円の赤字が「ボロボロの赤字」というのは変だ。大幅減益ということだろう。
2:その二、三日後福島銀行との資本業務提携を発表した。この相手はソフトバンクにしては小粒である。おそらく孫は観測気球というか次の発表の地ならしであったのだろう。
3:13日Lineとの経営統合計画を発表した。これはインパクトが強い。各社の株価は急騰した。予想していたとおり、反対に競争相手の楽天などの株価は予想通り下落した。
* これらすべては孫のシナリオであろう。ラインとの提携の決断は孫氏しか直前まで知らなかったことだ。株価の上下派手な往復ビンタで大儲けだろう。発表前に自社株を売っておく。そしてソフトバンクの株価が下落したところで買う。そうしてラインとの発表で急騰した株を売り払って大儲けをする。ソフトバンク関連の事業はアメリカや海外市場でも上場しているのではないか。
ひょっとすると楽天などの株も信用売買を仕掛けていたかもしれない。株なんてものは海外のネットワークを通して売買すれば容易にトレースできない。またダミーを使えばすぐには尻尾をつかまれない。
ま、以上は一つの仮説であるが、税務当局は監視調査をすべきだろう。赤字発表の記者会見が如何にも異常であった。