安部元首相が今月四日京都で発言したという内容を時事が報じている。
なかばプーチンに理解を示した興味深い内容である。要旨は
1:ウクライナ侵攻は認められないが、と断ったうえで
2:プーチンはアメリカに騙されていたところもあると部分擁護している。
東西ドイツ統一時アメリカはNATOを拡大しないと約束したというのだ。
これがすこぶる怪しいのだ。これがドイツ統一時にロシアが結んだ条約に明文化されていないようだ。もし条約で決められていれば、これまでの議論で当然明らかにされている。では秘密の交換公文や覚書で文書化されているのか。これもありえないことだろう。あればロシアは堂々と公開しているはずである。
プーチンはアメリカの当時のベイカー国務長官が約束したというのだ。NATO拡大をめぐる議論はあったかもしれない。ベイカーがどう答えたかは文書がないから分からない。文書がないから、逆にプーチンは主張するのだろう、ロシア人のやり方だからね。百歩譲っても、交渉だからベイカーが、それは将来の問題として交渉しようとか、当分はしないとかは言ったかもしれない。いずれにしてもロシアが主張する根拠には全くならない。
この東西ドイツ統一(再統一)合意があった年、1990年にはプーチンは政界にも進出していない。大統領はエリツィンである。プーチンは首相でもなく、第一政界に進出していない。ロシア内部に事実に反する申し送りのメモでもあったのかな。
第一、統一条約で途方もない賠償金をロシアはドイツからせしめている。NATOの拡大懸念はあったかもしれないが、喉から手が出るほど欲しかった膨大な賠償金の前には強硬な交渉態度はとれなかったことは間違いない。なんだか、南朝鮮のやり方と似ているね。
ま、安部さんの真意は奈辺にあるかは興味のあるところである。岸さん、足元をすくわれないように注意しなさい。
この間、テレビで東国原氏が言っていたが、彼は設定を30度にしていると言ったら隣のバカゲストにたしなめられていた。これを見ていて東国原氏は敷衍するかと思っていたが黙ってしまった。
エアコンの設定する温度と室温は違うことが多い。エアコンを30度に設定していても室温は27,8度と言うことはざらにある。室温をはかる高さにもよるが、エアコンのパワー、新調度などによって強力なエアコンの場合は室温はエアコンの設定温度より低くなる傾向がある。逆にポンコツ寸前のエアコンや部屋の広さにたいしてパワーが不足しているエアコンの場合は逆の現象も起こる。政府やパカ医者の推奨する28℃と言うのは室温だべ。
したがって「節電要請」も室温が28度になるように、とすべきだ。エアコンの設定温度ではない。
電力需要がひっ迫して注意報、警報が出されている。政府が節電要請をしている。
テレビ業界も尻馬に載って節電を呼び掛けている。しかし、テレビのワイドショーを見るとどこの局も司会者、ゲスト皆が背広を着こんでいる。スタジオはギンギンに冷やしているらしい。それで白々しい顔をして節電PRをしている。エアコンの設定は二十度くらいか。どういう神経なんだ。それも一部の局ではなくて全部の局だ。ニュースのアナウンサーも背広を着ている。政府も注意すべきだろう。
もっとも閣僚や官房長官談話も背広だがね。しっかりせいよ。国民に節電を呼び掛ける資格は皆無だ。
第一節電と言えばテレビは放映時間をちじめるべきだろう。午後三時から六時までとか。夜八時過ぎ、深夜放送は中止する。コマーシャルは中止、縮小する。コマーシャルばかりの地デジの民放とかBS民間局は全面放映中止にすべきではないか。