東方のあけぼの

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機長操縦士の飲酒問題

2019-01-19 09:24:32 | 街で拾った話題

 これはAIと関係がありそうだ。今では機長のすることはほとんどないのではないか。まして副操縦士には緊張を必要とする業務が長時間の乗務中にあるとは思えない。昔のコックピットは四人制だった。機長、副操縦士、航空士(ナビゲーター)、航空機関士(フライト・エンジニア)でそれぞれが連続して緊張を強いられる連携業務があったが、コンピューター化が進んだ現在ではコックピットは機長と副操縦士の二人制になっている。実際には機長一人でも十分なのではないか。安全性の観点から副操縦士が乗っているが、ほとんどがスタンドバイ要員でする仕事などないだろう(素人の意見ですが)。

  そして重要なのがチームワークの効果であるが、四人制のころはフライト中常に連携して仕事をしなければならなかった。コミュニケーションは別の観点からも重要である。つねに意識を緊張させていなければならない。これが意外な効果がある。

  今では機長と副操縦士二人だけで、しかも仕事上のコミュニケーションはほとんど不要だろう。話をするとすれば、カラオケの話とか、ゴルフの話とか、飲み屋の話くらいしかないのではないか。気が合わない相手なら十時間でも会話がないかもしれない。

  酒の気が抜けなくても別に業務には支障がない。まして時差のある、しかも不規則な長時間勤務である。地上でも寝られないだろうし、酒を飲むことも多くなろう。アルコールは少量だと睡眠効果があるが多量に飲むと眠れなくなるのは常識である。そこで眠れないとまた飲む。

  超多量に飲むと意識不明になってぶっ倒れるから、そこまではやらないだろうが、眠れなくなって朝まで飲むこともあるだろう。

  なにを言いたいかって。AI化と業務の関係について再考しなければいけないということだ。

 

 


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