1・大陸、半島のセン族(福沢諭吉の言うアジアの悪友)への過大な少女趣味的感情移入
相手に利用されるだけ、貢ぐだけ貢がせて役に立たなくなれば今度はストーカー扱いされるだけである。
福沢諭吉は東アジアへの気を許した接し方に警鐘をならし脱亜入欧を主張した。
2・思想未熟な下級職業軍人(陸軍士官学校出の尉官)を利用しようとしたこと 226事件など
3.それに失敗するとエリート軍事官僚をパートナーとしたこと。結局彼らに利用されただけ。エリート軍事官僚とは陸軍大学校恩賜の軍刀組である。いわゆる2の皇道派に対して統制派といわれた。東条がその典型である。
現代の改革への教訓
上記2,3とも他人のふんどしで相撲を取ろうという安直な考え方で結局自分のほうが利用された。
「軍国主義者」が職業軍人であるとすれば、その本質は権力を握る官僚である。現代の経済、行政官僚とその性向、無責任体質、強欲権力欲はまったく同じである。したがって、往時を知らない若者も容易に「軍国主義者」のイメージを脳裏に浮かべることが出来る。大蔵官僚、外務省官僚などをイメージすればよい。
教訓:改革を成功させようというなら、政治家を官僚からリクルートしてはならない。