今朝のテレビも大相撲の八百長を飯のタネにしている。時々スイッチを入れてあっちの局で三分、こっちの曲で5分てな具合にみただけだが、10時過ぎにテレビ朝日の出演者たちの話がやや見るべきものだったかな。
竜虎とかいう男、言葉に詰まると眼の玉をひんむいて見えを切る男は番外だが。もっとも首肯できる意見はなかったが、考えるべきポイントの周辺を議論がうろついていたから、それだけでも他の局よりかはましだ。
さて、御立ち合い。
相撲がガチンコの「勝負」だという建前が強くでたのは歴史的に経緯がある。第一は軍部が相撲のスポンサーになったことである。軍部と言うのは建前さえよければいいというところだ。議論で都合が悪くなればサーベルをガチャつかせて相手をだまらせる。
興行としての相撲は江戸時代後期からの歴史しかない。大正時代まで全国に複数の興行組織があった。それをまとめたのが皇太子時代の昭和天皇である。天皇賜杯は最初は皇太子賜杯であった。
全国の相撲興行団体をまとめたのが今の日本相撲協会だが、経緯から理事長は長い間陸軍中将がつとめた。以降終戦まで軍部が大スポンサーになったわけだ。相撲は真剣勝負ということになった。おりしも、(折悪しく?)双葉山なんていう、69連勝なんていう、カリスマ的な勝負師が出てきた。軍部がこれを称揚するのは当然である。
さて次回は「ガチンコ勝負」妄想伝説の二代目としてのNHK。