朝青龍は強い。しかしモンゴル相撲ではバルトに勝てないと分かっていたのだろう。昨日は突いて出た。バルトは露鵬に負けたときにも土俵近くまで押されると、まだ若干後ろにスペースがあるのに自分から倒れるような負け方をした。土俵際で頑張って万が一負けて土俵下に転落して怪我をするのが怖いのだろう。体重がある分こわいのかも知れない。
体にあぶらを塗って組んで取るモンゴル相撲ではバルトの力に勝てない。油を塗らなくても組んだら勝てないのは場所前の出稽古で横綱も認識していた。作戦勝ちだ。大体、欧州系の力士は発汗が少ないね。バルトが多量に発汗していたらあぶらと同じ効果が出て、横綱の突っ張りも滑って効果がなかったろう。
また若い未経験なバルトには人工的に発汗させてツッパリ、押しやぶちかましを滑らせて無効にするモンゴル出身の朝青龍や白鵬のずるさもない。
拙稿、朝青龍の汗(昨年9月26日投稿)、白鵬の優勝は無効にせよ(今年5月21日投稿)および白鵬のタオルさばき(本年7月19日投稿)を参照のこと