そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イラクとアフガンはとても怖ろしい状況でないか

2009-10-26 | イスラエル

イラクの首都バクダッドで、最近にない大規模な車爆弾事件が起きた。自爆かどうかも分からない。労働省と司法省の間の交差点と、バクダッド地方省の前で起きた。明らかに、現マリキ傀儡政権への挑戦である。死者は現在のところ、死者は155名負傷者は600名を超えるらしい。

091026死者のうち法務省職員35名、バクダッド地方省職員25名の多さは異例である。07年4月以来の大きな爆弾テロである。マリキ政権側は、バース党の残党とアルカイダによる、来年1月の選挙妨害だとコメントしているが、犯行声明は出されていない。報道はされてはいるが、極めて大きな爆弾テロである。

26日には、アフガニスタンでアメリカのヘリコプター3機がタリバンによって撃墜された。アメリカ兵11名と関係者3名が死亡している。アメリカ側は、2機は撃墜されたのではないとしているが、これまでの報道からすると半年ほど経って、撃墜を認めるのではないかと思われる。

イラクは反政府勢力が戦闘態勢は撮れないが、その地形的な理由から周辺からの侵入者による、組織的ではあるが単発的なテロではないかと思われる。

これに対して、アフガニスタンの現状ははっきりと戦闘能力のある部隊の存在がある。タリバンは、全土の3分の1を制圧していると言われている。又、これにはパキスタンも大きく係わっている。

イラクとアフガニスタンは、選挙前にオバマがイラクから撤退アフガン兵力増強などとした、単純な図式をしめしていた。これれはブッシュの戦争である。オバマの尻拭いに同情すべき点もなくはないが、イラクやアフガンの人々の感情は修復できないところまで来ている。

せっかくノーベル平和賞をもらったのだから、ここは兵力による解決から、大きく転換するべきなのではないか。思い切った転換を行うべき時に来ていると思うが、オバマないそれができるかどうかである。軍事増強では解決できないことだけははっきりしている。

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