北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の後継者が決まった。報道では解説者が、序列の解説をひとしきりした後に、後継者として確定したことを確認している。後継者は、金正日の3男である。どうして3男になったのかはよく解らないが、前の二人がやる気がなかったようでもある。
それにしてもこの後継者、金正雲(キムジョンウン)というらしいが、食料事情の逼迫している国の若者らしからぬ、肥満体である。国民の窮状を知る立場にないことは、一目瞭然である。メディア登場を極めて制限することで、チビで演説下手で飛行機に乗れない親父は、カリスマ性を持たせようとしていた。今回も同様に、や っとメディアに肥満体を見せた。
それにしても、これが社会主義国家といえるのだろうか?中国と異なった意味で、政治体制の維持に懸命のようなだけに見える。社会主義国家では、人民=国民が主役のはずである。北朝鮮の国民は何処にも見当たらない。この数年、北朝鮮は大きな経済的な過ちを何度も繰り返している。対外的にも、居直ることで瀬戸際外交を続けている。早い話が何一つ政策として成功しているわけでもない。
唯一この国が成功していると思われるのは、核開発である。核兵器とミサイルを開発することで、周辺各国やアメリカに脅威を与えている。技術的な成功などではない。核を外交恫喝に用いているのである。そうした意味での、核開発は唯一北朝鮮が成果を上げた政策であるといえる。
金体制を見直す雰囲気もない。専軍体制、強盛大国などを掲げているが、戦力として優れているわけでもない。ただの脅しの威力しかない。こうした開発が、国民を飢えさせる大きな負担になっているはずであるが、内部からの崩壊は今のところ見られない。この国は、金体制の崩壊でしか改善されることはない事は、誰もが認めるところである。この国の矛盾は金体制にある。後継を肥満の息子に託すことで、更に深刻な状況に国民は追いやられることになるだろう。とても社会主義体制とは言えるようなものではない。