そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

地方選連戦連敗の自民党

2014-11-09 | 政治と金
ベルリンの壁崩壊25年めの、今日(9日)北海道の旭川市長選挙と新潟市長選挙の結果が飛び込んできた。どちらも、民主党系の現職に自民党が新人を擁して挑戦したが、いずれも敗退した。滋賀知事選挙以降自民党は、地方選挙で連戦連敗である。例外は福島知事選であるが、これは元々社民党候補を自民党が恥をかなぐり捨てて支援した。自民党が勝ったわけではない。不利な選挙戦を、県民に見せないように計らっただけである。
来週は、沖縄知事選挙が行われる。これは、地域振興の美名の元で、お金をたくさん振り向けてくれる自民党に尾を振り、公約を破棄した現職の仲井真の落選が決まっている。最大の、あるいは唯一の争点である普天間基地の移転問題を、7割を超える沖縄県民が県外あるいは破棄を望んでいる。
ましてや普天間を辺野古に移転するとする、実質新基地の建設には、殆どの沖縄県民が反対している。
辺野古埋め立てには、瀬戸内海から土砂お持ち込むそうである。辺野古沖は一気に深くなっているところである。多くの種類のサンゴが垂直的に自生する、貴重な所である。ジュゴンの棲息する、本来は保護しなければならないところである。日本自然保護協会は、埋め立て反対の要請を出している。
沖縄戦は実質、翁長氏と仲井真氏の戦いである。沖縄県民の民意が示されたとしても、普天間の辺野古移転は決まっていると、菅官房長官も発言している。地方選挙の民意は、国政には関係ないと政府は示したのである。その割には、名護市長選挙に懸命に札びらを見せていた。500億円の追加支援すると言ったが、敗北している。
一連の地方選挙の自民党の敗退は、現政権の不安と不満の表れである。争点が明快な沖縄知事選挙の結果を自民党はどう扱うつもりなのだろう。
コメント (1)
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