goo blog サービス終了のお知らせ 

そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

カンンペなしでボロボロ回答の安倍

2016-01-13 | 安倍晋三
衆議院予算委員会で、安倍首相の答弁は何とも心もとないお坊ちゃま回答になっている。TPP参入断固反対の自民党の公約は守られてはいないが、「聖域なき関税撤廃の交渉はした」と質問には答えていない。2年前にTPP参入による農産物への影響が3兆円あるとした試算を、何の根拠もなく数千億円に戻している。これにも何ら回答はなかったが、試算がいい加減なものであったことがはっきりした。
世間が最も騒いでいる、景気が良くなったので妻が急に働きに出るようになって、月収25万円貰っているとすればなどと、およそ世間離れした数字を挙げた安倍晋三の回答がある。そんなパートはいないといわれ、パートとは言っていないと実に下らん言い訳をしている。そういえば麻生太郎が首相の時代にカップ麺が500円といったことが思い起こされる。大金持ちのお坊ちゃまとして育てられたこの人たちには、世間の苦労がもともと理解できていないのだ。彼らが金持ちに収入が増える経済政策しか打ち出せないのは当然である。
軽減税率は600万円以上の世帯が、60%も支払うことになり富裕層からの徴税だとの質問には。年収が低い人たちは収入への比率として高くなると回答している。ならば、これまでダイヤモンドも粉ミルクにも同率の消費税をかけてきたことが問われるべきである。民主党の質問者も回答する安倍晋三も何も語っていない。与野党とも軽減税率の在り方を考えずに、選挙をにらんで政治利用している。
拉致被害者の会の元事務局長蓮池透さんの、2002年に5人帰国したときに彼らを北に返せと主張したのが安倍晋三であったとの質問には、根拠もなく否定した。議員バッチまでかけるといったが、その後の拉致問題の意経過を見れば、冷戦時代の反共意識の右翼活動に利用されていることを、見れば蓮池氏の指摘のほうが正しいことははっきりしている。政治的に拉致問題を利用し、北朝鮮の危機煽り、集団的自衛権行使容認にはしばしば例に挙げている。テポドンが飛んできて日本を火の海にされても良いのかといった。類の例である。安倍晋三は拉致被害者のことなど考えていない。金正恩同様のお坊ちゃま発想である。
本ブログでも、6年前に蓮池氏の除名について書いている。安倍晋三となかまたちにとっては、反共ナショナリズムを煽るための拉致問題であることが、急にカンペなしの色めく回答に見ることができる。
辺野古新基地建設に関しては、沖縄の声は聞かないとはっきり宣言した。地方選挙で自民党が敗北しても、国は考慮しないというのであるが、勝利した時にはきっとお騒ぎするはずであるが、反対意見は聞かないといったほうがはっきりする。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港