そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

そして政治は更なる暗い時代、混迷へと向かうのか

2017-07-03 | 新自由主義
東京都議選は昨日投票が行われ、小池百合子の率いる都民ファーストの会が圧勝した。若さがある半面、そのうち小池チルドレンたち議員がスキャンダルを起すなりして、都民の失望をかうことだろう。見慣れたパターンである。都民ファーストの今後に問題はかなりあるだろう。特にこれから先、どんな形で国政を翻弄するかが見どころだろう。
されど、とりあえず自民党が惨敗したことは極めて喜ばしいことである。歓喜の声すら上げたい気分である。議席を半減以下にまで落としてくれた。今回の都議選は、明らかに国政の影響である。安倍晋三のやりたい放題、国政の私物化、憲法などの法令の無視、予算委員会での説明拒否、共謀罪の強制立法、稲田の無知発言、人事権の乱用と強圧などなどこの頃起こした悪行だけでも数限りない。
安倍晋三の品格のなさ、教養の欠落、知性の欠如、言動の悪辣さなどなどであるが、やりたいことだけは明確である。憲法を変え戦前体制への回帰である。それがどれほど理不尽な社会体制であるか、それがどれほどの人権を蹂躙する体制であるか、それがどんなに国民に苦痛を与えていたことか、安倍晋三の言動や政治姿勢でようやく国民が気が付き始めたのだろう。その受け皿として、小池百合子を選んだのである。

それでは自民党は国政にどれほどの対応をすることになるのであろうか。「選挙結果を厳粛に受け止める」という声を、二階幹部長官が発した。しかしながら、現在の安倍一強体制の中での自民党が自浄能力を発揮できるとは思えない。選挙結果を受けて発言する自民党の国会議員たちは、責任の所在や今後の対応などの発言はない。ましてや安倍への批判は、今後の人事で報復を受けるのを恐れて、唇淋しと言った発言しか出てこない。内閣改造や党人事を目前にぶら下げられては、派閥を失くした議員たちにとって動ける範囲はほとんどない。
石破茂が遠回しに述べるのがせいぜいである。自民党に自浄能力は安倍晋三の筋道を無視した人選と、それに伴う忖度を強いることでほとんど失くしてしまっている。
受け皿が与野党通じてなくなっている。自民党が派閥を失くしたことと、民主党政権の体たらくが安倍晋三を生んだともいえる。安倍自民党が崩壊しても、都民ファーストという更なる右翼政党が登場する。日本の政治体制は極めて不幸な現状と、見通せない未来を抱えkンでしまっているといえる。
コメント (9)
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