そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

稲田朋美は防衛省にとって最も不用な人物である

2017-07-21 | 教育勅語

稲田朋美ほど話題に事欠かかないバカ政治家も珍しい。「稲田朋美はアホでござる」と書いた時には、自民党の政調会長としてNHKの政治討論会に出席していた。野党の質問には全く答えることができなかった。安保法制が議題であったが、言葉を並べるだけで回答が皆無に等しい。司会者の安倍晋三のお友達の島田敏男がカバーする始末で、全く情けない悲惨なものであった。安倍晋三の寵愛を受けて党の三役を任され、政務官も副大臣も飛び越えて大臣を任された。
国会答弁で詰まると、突如女の子に戻って泣いてしまう情けない”ダイジン”である。森友学園に深く関わっていながら、しらばくれる。答弁の言質の軽さと虚言が何とも言えない。
日本国民を戦争へ、侵略へと向かわしめた「教育勅語」を肯定するのは、戦争は霊魂進化にとって最高の儀式と信じているためであろうか。霊魂のなにかは知らないが、そんな実態不明の進化の意味を理解する必要もない。戦争は人殺しである。そしてこの女のこの言葉を受けて、多くの右寄りの自民党や維新の会の連中が、教育勅語を肯定し始めたのである。
日本は、「道義大国」になるべきとも主張する。観念的な言葉を稲田がボロボロ吐くのは、成長の家の創始者である谷口雅春の著書、「生命の實相」に影響されているためであろうか。霊魂の進化にしても、道義大国にしても戦争を前提にした、思想体系と大和民族の優位性という驕りを信じて疑わないためであると思われる。政治にとって、「国民の生活なんて関係ない」と主張するものその流れであろう。
スーダンのPKO派遣については、稲田朋美は防衛省の幹部にもてあそばれたのである。幕僚長の資料の公表についての質問に、稲田は答えなかったという事であるが、理解する能力がなかったのである。下積みもなく官僚組織の仕組みも、官僚のしたたかさも理解でいなかった稲田は、今度はリークという形で報復を受けているのである。
防衛省は武器を持ち戦う組織である。組織に緊張感がなければならない。「戦にとって真に恐れなければならないのは、有能な敵ではなく、無能な味方である」と言われる。防衛省にとって、稲田は最も恐れなければならない存在なのである。
コメント (1)
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