そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍内閣の支持率がやっと26%まで下がったが

2017-07-23 | 教育勅語
国家戦略特区を担当する山本幸三地方創生担当相が昨年11月17日、日本獣医師会を訪問し、加計学園の名前を挙げ「四国で新設することになった」などと伝えていたことが、獣医師会作成の面談記録で明らかになった。事業主体の公募を始めた今年1月4日から約1カ月半も前のことである。
これに対して山本大臣は、「加計という名前は口にしないようにこころがけていた」と反論している。なんだもうその時点で決めていたと、自白したと同じだ。だから、言っていないので獣医師会の面談記録は間違いだ、自分たちの記録は廃棄した。そんな身勝手で一方的な理屈が通ると、山本大臣は思っているのだろうか。
安倍政権下の閣僚などの要職にある人物たちは、都合の悪いことは記憶がないと言い、不都合な経過についての文書はことごとく廃棄したというのである。安倍晋三の腹心の友の加計孝太郎が理事長を務める「加計学園ありき」で、国家戦略特区の計画が進められたことを否定する材料はない。

稲田朋美は今や安倍政権の自爆材料でしかない。PKO派遣の日誌の存在を自らの責任で明らかにすると指示しておきながら、その会議での部下の伺いを受けていないと何度も繰り返す。幕僚長たちは今公表すると叩かれるから時間を置きたかったのであろう。もしくは本気で、日誌の存在を最後まで否定するつもりだったのかもしれない。彼らの報告を、稲田は黙って聞いていたとのことであるが、仰がれた判断の指示はなかったのである。
執拗に稲田は隠蔽を指示していないを繰り返すが、これは本当かも知れない。役人たちが隠蔽の相談を持ち掛けても、稲田朋美に理解する能力がなかったと見るのがただしかろう。組織を主導した経験もなければ、お役人に仕事を任せるなどする、政務官や副大臣の経験もない。何を言われたかを理解しろというほうが無理というものである。
そのあからさまの姿が、スーダンで「戦闘行為と認めれば、憲法九条に触れるので戦闘という言葉は使わない」と平然と言ってのけたのは、反論する気にもならない。政治的訓練も知識も人的交流もなく、政治家志望の意思もないまま安倍晋三の一本釣りで政界に入っての寵愛である。いくら失言を繰り返しても、更迭などされない。それもよかろう。
もう少しの間、安倍内閣の象徴として稲田朋美を晒し者にしておけばよい。できれば、改造内閣でも新たな大臣職に就かせておけばよい。

毎日新聞の最新の全国世論調査では、安倍内閣の支持率は6月の前回調査から10ポイント減の26%、不支持率は同12ポイント増の56%。支持率が2割台になったのは2012年12月の第2次安倍内閣発足後初めてでとのことである。やっとここまで下がったかという感じである。稲田朋美がいてくれれば、もっと下げてくれるであろう。
「あんな人たち」は進んで安倍に存在を知らしむべきである。
コメント (8)
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