そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

相も変わらずやったふり外交の極み、イランに蹴飛ばされたスゴスゴ帰ってきた安倍晋三

2019-06-14 | 安倍晋三

日本のマスコミは安倍晋三のイラン訪問を、「仲介外交」と持ち上げてみたが、何の成果もなくスゴスゴ帰ってきた。イラン側としては、安倍を通じて世界に発信できる機会ととれたのであろうが、マスコミはそれもしない。世界の主要各国は安倍の行為に何の声明も出すことがない。

安倍晋三は最高指導者ハメネイ師との会談の冒頭で、アメリカのトランプ大統領からのメッセージを伝えたいと述べたのに対して、ハメネイ師は「あなた方の目的は理解できるが、トランプ大統領はいかなるやり取りも行う価値がなく、返事をすることもない」といわれて、スゴスゴ文章を尻の下に隠した。
更にハメネイ師は、「我々はアメリカを信用しておらず、核合意の協議における、苦い思いを繰り返すことはできない。賢明な国であれば、圧力にさらされている中で対話に応じることはない。トランプ大統領はイランと平等に交渉するつもりだと言っているが、私は絶対に信じない」と、アメリカとの交渉を拒否する考えを伝えた。
ロウハニ大統領は、「核合意は維持する、今後合意を逸脱するのは相手側が逸脱したときに限る」と核合意について、極めて魔向きの姿勢を示した。
トランプは安倍晋三に、「今すぐイランに行ってほしい」と伝えていたことが分かった。そこで出かけたのであるが、安倍の軽薄外交にたいして、ハメネイ師とローハニの対応である。

安保理国にドイツを加えたイランの核合意を一方的に離脱したのはトランプである。そのトランプの言い分は、1、合意は15年であって永久ではない 2、ミサイルへの言及がない 3、シリアなどへの支援を止めさすことができない、というものである。合意についてイランが変わったものでない。トランプはオバマのやっとことを認めないだけのことである。離脱後即座に経済制に踏み切っている。安倍晋三もこれに同調している。トランプの中東の行動はすべて、イスラエルのためである。
仮に安倍晋三にアメリカとイランの仲介の意思があるなら、トランプを説得するべきなのである。
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