そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ロシア・ウクライナ戦争から、戦争は儲からない公共事業であることを学ばなければならない

2022-04-05 | 戦争

ブチャの路上の並ぶ非戦闘員の市民の累々と並ぶ死体は、ロシアが撤退の後ウクライナのネオナチが持ってきて並べたものであると、ロシア国防省は述べている。内外のウクライナ悪人説派の人達もこれに追随している。ロシアのネベンジャ国連大使も、真実を明らかにしたいと常任委員会の開催を要請するとまで言っている。本気かよ。
上の図はニューヨークタイムズから失敬したものであるが、3月30日のロシア撤退前の衛星写真である。路上の死体を捉えている。下の図は左がブチャに着いた車からの写真で、右のロシア軍撤退前の衛星写真と死体の場所が一致している。
その他にも、巨大な穴を掘り埋葬場所にしているようであるが、引き上げる直前にはかなり巨大化している。放り込む死体の数が増えたのであろう。410人の死亡が確認されているようであるが、更に300人ほど追加されるとゼレンスキーは述べている。
国内では事実の捏造や真実の隠ぺいに、慣れっこになっている政権のやりそうなことである。民主主義とは、国民が事実を知ること、知る権利を持っていることである。それはウクライナにもアメリカにも言えることである。
彼らが事実を捏造するのは、戦争が悪と思っている理性が多少とも残っているからに他ならない。

今回のウクライナ・ロシア戦争が残す教訓は、かつてのように戦争で勝利した国が栄え国を挙げてお祝いすることがないということである。日本を例にとると、日清日露の戦争は多額の賠償金を得て国は潤い、愛国心を醸成してくれた。戦争は儲かり、武力による国威の発揚が新たな戦争や侵略に繋がってくれる。国民も支持した。
ロシアが内陸に向けて放った長距離ミサイルは、一発40億円するそうである。ウクライナの支援で西側の軍事産業は大いに潤っていることであろう。戦争は金になる産業がある。
戦争で儲けるのは軍需産業だけである。旧社会主義国の多くは、国家が直接所軍事産業を所有しているかそれに近い。西側諸国は政権内に恣意的人物を送り込み、軍事予算獲得のため危機を煽り続けている。
我々は、戦争が儲からないばかりか、環境破壊や温暖化を促進し、国家予算を圧迫し、人間を殺し不幸な人々を量産しいがみ合う国家事業であることを、今回のロシア・ウクライナ戦争から学ばなければならない。

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