そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

平和の国コスタリカでは人にも環境にも配慮し、電力はほぼ再生エネルギーであるが日本が支える

2025-01-13 | 原発と再生可能エネルギー

平和憲法を日本に見倣って作り、軍隊を放棄しその金を全額教育に向けた。そして、幼稚園から高校まで完全無償にし、民主教育と平和教育に重点を置いた。平和を徹底し人権を大切にする国家を目指し同時に環境にも配慮する国になった。
人権国家、民主主義国家となったコスタリカは自然エネルギー大国でもある。
2016年7月、この国は再生エネルギー100%をほぼ達成している。うち75%が水力発電、13%が地熱発電、12%が風力発電である。日本では各地でトラブルを起こしている太陽光発電はわずか0.01%しかない。石炭や石油の火力発電はゼロでる。もちろん原子力発電所はゼロである。
地熱発電の比率が高いが、「コスタリカ」高文研刊の著者伊藤千尋さんが、「コスタリカの電力はすごい技術を持っているのですね」と、地熱発電に感想を述べた。
そこで、そのとき説明をしてくれたお役人は言った「いやいや、発展途上国のコスタリカそのような技術はありません。よその国から技術援助を受けました」と言ったそうである。
伊藤氏は思わす「へえ、それはどこの国ですか?」と聞いたそうである。するとそのお役人は、涼しい顔で笑って「それはあなたの国、日本ですよ」と言っ都とのことである。
事実日本の地熱発電の技術は高いが、候補地が自然保護区にあるということで、取り組むことができないと巷間言われている。やや怪しいはなしであるが、事実取り組みが進んでいない。
然しながら海外では、日本の地熱発電の技術はコスタリカだけではなく、アイスランドでも活躍している。
経産省の試算でも日本の地熱の活用は有力な発電で、2千万キロワットの発電が可能で、これは原発22個分に相当する。原発のベースロード電源は思惑を抱えた虚構である。

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