そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

防衛予算は安倍政権の下では人殺し予算である

2016-06-28 | 安倍晋三
安倍晋三が、集団的自衛権行使容認の閣議決定から2年経とうとしているが、防衛省の存在そのものも質が変わってきた。その後の、安保関連法(戦争法)の強行採決で自衛隊は、自衛ではなく他国のため、いわば”多衛”のための存在と化した
先日テレビ討論会で、共産党の幹部が防衛予算は人殺し予算であるといったが、当然である。福祉の予算を削ってまで防衛予算を増やし、イスラエルの20倍の価格で購入する欠陥機オスプレイを含め、ついの5兆円を超えたのである。
少なくとも、増えた分に限ってあるいは安倍政権下では、防衛予算は人殺し予算といってよい。共産党は何も謝ることも訂正することもない。
安倍晋三は、他国のために武器をとるといっているではないか。専守防衛をかなぐり捨てたではないか。安倍晋三は他国が戦争をするための兵器を売り込むようにしたではないか。国家機密法まで整備したではないか。
防衛予算はとても立派な、人殺しのための予算である。共産党は何も謝ることも訂正することもない。現職の自衛隊の方々には申し訳ないが、自衛隊は変質したのである。防衛予算は人殺し予算である。

それを指摘したのが、ウルトラ右翼の稲田朋美である。この女は幼いころから、成長の家の経典を擦り切れるまで呼んでいたのである。この女にとって、銃口の向こうにも人間がいて彼らも等しく正義のため、国家のために戦って家族も国土もあることを考えることができないのである。宗教的行事?霊魂の進化は別のところでやって欲しいものである。
独善的で戦争志向の稲田朋美の存在そのものが戦争へのシグナルである。この女に言われる必要などどこにもない。防衛予算は立派な人殺し予算である。

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15 コメント

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Unknown (とろ)
2016-06-28 23:45:24
共産党は謝りも訂正もしなかったけど、
言った人更迭しちゃいましたね。
さすがにやばいと思ったんでしょう。
一応まともな人はまだ党内にいたということかな。
出来れば、悪びれることなく人殺し予算で押し通して欲しかったですね。
自分の信ずる道をひたすらに進んで欲しかったな。
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MIC様 (そりゃないよ獣医さん)
2016-06-29 09:23:27
戦争は人殺しですよ。銃口の向こうには人間がいるのです。向うから見ても同じことです。
戦争は双方が正義を主張するのです。そして双方が相手を上回る戦力を持たなければならないジレンマに落ちるのですよ。これまでに自衛隊は専守防衛でしたが、百歩譲ってこれはいいでしょう。自国だけを守るのですから。
今は違います。自衛隊は他衛隊になったのです。その増えた予算の分だけでも、人殺し予算といっていいでしょう。
もうすでに武力による国家の威信の発揚は近隣国を脅かすだけでしかないことを知ってください。
米軍の事件は彼らの日本への占領意識が、地位協定によって保護されています。最近になって多少は日本の法律で裁くこともありますが、強姦した米兵は殆どアメリカに返されていますよ。
MIC様、もう少し基本的な知識を持ってから反論してください。
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Unknown (ぽむ)
2016-06-29 10:26:07
決して間違ったことを言っているわけではないのに。共産党は表現の不適切は認めても発言の真意を真摯に説明すべきなのにあっさり屈してしまいました。「世間」に屈した共産党の姿にファッショ化に突き進む時代とはこういうものなのかと暗澹たる思いです。
そして、わき上がる「自衛隊員に失礼だ!」の罵声を読むと「兵隊さんのおかげです」の時代が再び目前に迫ってきたことを感じずにいられません。
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何も知ることのないMIC様 (そりゃないよ獣医さん)
2016-06-29 22:04:32
>それぐらい知っている
何をご存じないのか知りませんが
>今回のことに限定して
何に限定しているのかわりませんが。。
サミットで誰からも相手にされなかった内容は、安倍自身がアベノミクスの破たんを認めているからなのです。
枝葉の批判はしていませんよ。むしろ原理主義と言われる身にあって、基本的なことばかりを言い続けることの重要性を言っているのです。
アメリカと仲良くすれば日本は安全になるという、非現実主義者。最大の軍事力を持つアメリカこそ、絶えなく戦争を続けているのです。これほど危険なことはありませんよ。
私は共済の獣医師を退職する直前から、海外協力隊の研修を受け続けていました。協力隊として働いてこられ方の話、それに私の経験からしても、日本が軍隊を持っていないことへの海外から、とりわけ途上国からの信頼は計り知れないものがあります。
暴力=軍隊が平和を生みだすと言い続けるのは、国粋主義者の常套です。しかし、暴力装置は新たな暴力を生むだけなのです。20世紀は戦争の世紀でした。21世紀はそれらを克服する世紀になると思っていましたが、あなたが指摘するように、暴力で国家利益を生み出したいと願っているのは、幻想にしかすぎません。新たな暴力を生み出すからです。
戦争をすることを決める法律は、戦争法と呼ぶのには、極めて相応しい言葉と思います。
最も戦争というものは、今世紀になってはほとんど起きないでしょう。宣戦布告は74年間なされていません。戦争の形態が変わったのです。なのに、この戦争法は国家同士が宣戦布告して戦うことを前提に書かれています。
この法案の要旨は、アメリカのためには武器を持つということです。軍隊は戦艦に乗って、航空機で運搬されます。ワープなんかしませんよ。
この世紀に始まった戦争は、実際は紛争あるいはテロとして、この法律が仮定したことが起きるのです。つまり今世紀の戦争なるものさえこの法律は対応していないのです。
オスプレイは欠陥機です。通常の飛行機の20倍の事故が起きています。それも戦闘あるいは戦場以外で起きています。着陸と離陸に集中していますので、事故死は圧倒的にさらに高くなってるのです。
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兵隊や軍属でも男女間のもつれ、不倫関係で理解できますか (唐松)
2016-06-29 23:17:10
 お世辞にも、イギリスのEU離脱決定を予見していたなどとは言えないでしょう。
EU離脱派の言う補助金(国家医療制度の財源)を受けられるという主張は間違いでした。その公約を信じた英国民の心情"BREGRET(英国の後悔)"という造語に象徴されますが、その結果は英国人全体で負う責任が生じました。

 自衛隊を論じる前に沖縄の米軍の私的認識を述べます。当然ですが、米国の利益を守るための組織です。トランプが何と言おうと、北朝鮮核ミサイルや中国問題で米国の浮沈空母(中曽根発言)を手放す理由がありません。
 一方で米兵の問題点があります。「貧者が富者のために戦う軍隊」、これが米軍の構造的な矛盾です。高給や大学進学奨学資金で新兵を集めようとしていますが、新兵募集危機が現実問題のようです。貧者は退役軍人のPTSD,アルコール中毒、麻薬常習者さらに自殺率の高さを身近に知っているからです。
 軍隊を退役しても現実には大学進学率は低く、ホームレスになる退役軍人は25%(そのうちアルコールや麻薬中毒患者70%、精神病患者45%)という指摘もあります。
 もちろん、入隊訓練では命令の絶対服従と命を守るための殺人訓練を受けますが、除隊後にこのマインドコントロールを解放する教育システムはないようです。
 こういう事情を背景にした米軍兵や軍属に「単純に男女間のもつれ、二人は不倫関係」と片付けるのであれば想像力欠如です。

 「自衛官に水鉄砲でも持たせて国防」ができたら幸せなことです。演習で実弾と空包を認識できないのが現在の自衛隊でもあります。

 米国では米兵勧誘担当官を増員しても新兵(陸軍)が集まらないことに危機感をもち、日本では高校生宅へ戸別訪問し安保関連法案に触れず災害派遣、給与の利点を強調し陸自募集をしています。

 私は現実を知ると、「アホな事を真剣に考えてるなら日本から脱出してください。」と言えません。防衛予算には災害派遣もありますが、『人殺し(のための)予算』も含まれている現実があります。これに触れないことの方が、無責任のように思います。

 イマジン、イエスタデイ良い曲ですね。
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訂正です (唐松)
2016-06-29 23:32:56
ホームレスになる退役軍人
→ホームレスに占める退役軍人

ちなみに、に不利になる正式な統計はないようです。
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MIC様 (�������ʤ����ð夵��)
2016-06-30 07:20:16
後方支援が大量でなければならないとは書いてません。戦場で後方と位置付ける場所ありません。
オスプレイの事故は、頻繁に起きてます。開発中にとどまりません。もっとも開発中は断トツに多かった。
全然違うことをネタに攻撃する?
安倍政権下では十分、防衛予算は人殺し予算であるといえます。兵器を売ったり開発する現実はどう考えるの?
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MIC様 (そりゃないよ獣医さん)
2016-06-30 17:48:25
オスプレイですが一年ほど前にハワイで落ちてますよ。民間人がネットの投稿したのがあります。正確ではないけれど、1000万回に1回ほど事故があります。事故はAランク(重大事故)が圧倒的に多いのも特徴です。あなたが知らないだけなのです。公開されていあいものあるので、私たち一般人にはその程度です。
戦場のことについてですが、平和安全法制当然のことですが読まれているお思います。昨年9月に通したものです。ここでは戦争をまるで100年前の、宣戦布告し二国間が戦闘状態に入ることを、描いたものです。この70年間そんな戦争は存在ないのです。あなたが、自衛隊のような小さな軍隊が戦争できないと追っていますが、アフガニスタンを担ったヨーロッパの戦闘員(ISAF)は、せいぜい500名程度の、小火器紹介主体の戦闘ですよ。そこには前線も後方もなくすべてが兵站と言える状況なのです。
この法律はあなたと同じ程度の官僚が短期間に、教科書通りに仕上げたものだというのが判ります。絵空事なのです。
あなたの読解力にも問題があります。政府は後方支援に限定しているのですよ。とりあえず。嘘だと思いますが。
MICさんがアメリカを全面的に信用したい気持ちは見直されるべきです。アメリカほど危険な国家はありません。戦争をし続けなければならないからです。
この100年かに起きている戦争あるいは紛争はすべて、「自衛」のものです。自衛の理由がなければでっち上げてもやるのが戦争なのです。
水鉄砲で自衛ができるかという問いですが、できると思っています。暴力は暴力を生むしかないからです。そしてこの70年間に起きた戦争と紛争に勝者はいません。敗者がいるだけです。唯一ベトナムを除いて。戦争に対する畏怖心を持ってください。戦争は人殺しです。私は何があってもやるべきではないと思っています。
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Unknown (とろ)
2016-07-01 05:48:19
>戦争は人殺しです。私は何があってもやるべきではないと思っています。

私もそう思います。
問題は、すべての人が必ずしもそう思っていないこと。
人類の歴史がそれを証明してしまっていますから。
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思考力停止は戦争抑止論支持者? (唐松)
2016-07-01 07:19:00
 開発中の配線ミス、ヒューマンエラーがあるのは当たり前との意見に共鳴します。しかし、量産体制後2011年までにオスプレイは58件の事故を起こしています。話題と離れますが、原発施設も同意見ですか。よろしければ、ご教示ください。

 戦争抑止力を語る者は実弾と空砲を判別できない「自衛官に…謝りなさい」との表現は訂正し、叱咤激励すべき立場と思います。

 「戦争法案」、「人殺し予算」を、「侵略戦争はない」とイメージを錯乱させ安保関連法案(集団的自衛権)を擁護しますが、局地戦(自衛権)はありえると表現した方が正確と思うのですが。

以下、簡単に反論します。
①『け9条』がなければ、韓国のようにベトナム戦に参戦、イラク戦等に自衛隊は参戦せざるを得なかった。
②なぜ自衛隊ヘリは限定運用だろう。オスプレイが長距離飛行する必然性はない。
③新改憲案の国防軍には『兵隊、兵器、食糧諸々大量に運ぶ手段』が必要と主張されているように読み取れます。

 戦争抑止論者は軍事装備に詳しく兵器開発推進を熱望しているようですが、軍事衝突に巻き込まれる人間(加害者と被害者)や戦後処理は思考範囲外なのでしょうか。
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