そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ひどい盗伐現場

2007-07-25 | 連合

070724_8001 弟子屈町の阿寒国立公園の、屈斜路湖畔の盗伐現場を確認してきた。約100ヘクタールの不法070724_11003_1伐採の跡は生々しく、痛々しいものであった。伐採地は、通常は植林の準備がされるか、あるいは農地などの転用目的が明快であるが、当然のことではあるがこの放置された伐採跡は、何もなく悲惨な現場であった。

伐採されたの現場付近は、周辺の欝蒼とした原生林と異なり、明るく裸地になって痛々しいものであった。湖畔側は残してある。発覚が遅れるようにやられたと思われる。

070724_14005伐採されて樹木は、高価な300年以上のナラがほとんどである。目的外と思われる、立派なトドマツな070724_25004_1どは、端材と同じように放置されたままであった。

盗伐業者は横浜の開発会社で、周辺でも事業をやっている。この会社は、5年前に弟子屈役場に、さも自分の土地の伐採であるかに装って、許可をもらっている。行政の怠慢が問われる。5年もの間何もしてこなかったのである。070724_9002

盗伐による被害は、関係者によると数千万円から1億円程になるとのことである。これに対する法律は、自然公園法に当たるらしいが、彼の儲けを反省させられるようなレベルのものではない。

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1 コメント

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 先日、近くまで行ったのですが、残念ながら時間... (松田まゆみ)
2007-07-25 17:16:37
 先日、近くまで行ったのですが、残念ながら時間がなくて伐採現場までは見られませんでした。
 新聞報道によると、大半がパルプ材だというようなことでしたので不審に思っていたのですが、やはり高価な樹を狙って伐っていたのですね。許可を出した行政のいい加減さにも呆れます。
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