そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

広瀬隆後援会を聞く

2012-06-03 | 原発と再生可能エネルギー

釧路に広瀬隆がやってきた。彼は「新宿に原発を」という本で、最初に知ったのである。北海道泊原発に反対するため、購入しPhoto
た。事務所においていたがすぐになくなった。2冊目もなくなった。誰もが興味持つ名著であると言える。

この時の道民の声を無視して、横路が泊原発にゴーサインを出した。原発反対者に世間は冷たかった。

そうした長い歴史の中で、広瀬隆はより一層研ぎ澄まされてきた。

今回の講演は舌鋒鋭く、忘れていた情熱を強く感じさせるものであった。国策に反対する人たちへは相当の締め付けがあったはずである。広瀬隆はそのため、さらに先鋭化してきたのである。

今でも原発は放射能を出し続けている。地下水の汚染は計り知れないものがある。これから水の汚染が始まる。がれきをどこかに持って行けと地元は言っていない。

電力不足の根拠は、一昨年の、歴史的な猛暑が根拠になっているが、現実には十分足りていること。原発の2倍分の能力を持つ、コンバインドサイクル発電を直ちに設置せよ。既に稼働している地域もあり、電力は不足しない。サハリンから天然ガスを輸入せよ。

とにかく、報道されていないこと、それに隠されている真実教えていただいた。原発の開発そのものが、多様な発電の開発を妨げてきている。

原発は中程度の地震があるだけで、停止するしかけになっている。極めて不安定な発電方式である。自然エネルギーも、気候に左右される不安定な電力である。

彼は訴える。すべての原発を直ちに全廃することしか日本人の生きる道はない。彼は時折涙声でないかと思われるほど、絞った声で訴えていた。長年かかわってきた人の真実の声である。

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