今日29日午後6時から、大飯原発再稼働反対に集まれと、ネットで呼びかけがあった。主催者側の発表では、15万人集まったとのことである。
日本のデモ、各地で反原発のデモはそれなりの規模と数が行われている。ところが多くのメディアは報道してこなかった。ほとんどのメディアが、黙殺している。
ネットの呼びかけだけで、集まるのは脅威である。参加者それぞれが、手作りのカードなどを持ち寄っている。人数と呼びかけがネットであることが。今回の特徴である。
日本のメディアは、政治関係は記者クラブ、事件関係でも同様にして、警察関係者からの発表によってつくられる。したがって、新聞各紙は取り上げ方が異なる程度で、同じものが同じ内容で報道されることになる。
今回のように予測され難いものは、現場の記者の裁量にゆだねられている。それに加えて、恣意的と思えるように、脱原発の動きの報道は小さく扱われている。
今回7月1日の、大飯原発の再稼働に向けての行動である。多くの国民は、脱原発を望んでいるし、多少の価格高騰も節電にも前向きである。なんとよい子ばかりの国民かと思われる態度である。
そうした意味でも、このデモは極めて大きな意味を持つものと思われる。あらかじめ用意された結論に向けて、論議したふりをするだけの、野田ドジョウ政府の手法は、増税ですっかりばれてしまっている。
左のフォトアルバムに<知床のハシボソミズナギドリ>をアップしました。