そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

統一教会の反共思想が染みついている芳野友子連合会長である

2023-11-15 | 連合

連合の芳野友子会長は高校卒業するとJYKIに就職し、労組員になってやがて専従となる。そこで彼女がお勉強に行かされたのが、富士社会教育センターである。富士社会教育センターは、旧社会党の中の共産党嫌いの党員で結成された民社党の委員長の西村栄一によって1969年設立された、労働組合員教育施設である。
富士社会教育センターは、第二代理事長の松下正寿の政治思想が強く影響されて今日至っている。松下正寿は統一教会教祖文鮮明と極めて近く、統一教会の反共思想の理論的支柱作ったとまで言われている。同盟の流れが濃い連合の教育機関と統一教会は深いつながりがあるのである。 
民社党は特に長かった春日一幸が、驚くほどの共産党嫌いであったが、統一教会の反共思想をそっくり受け継いでいるのが芳野友子である。
芳野友子の場合は思想ではなく、若いころ叩きこまれた統一教会の教えによって共産党「だ~い嫌い」というレベルの感情的でさえある。極めて貧相な感情論でしかない。
共産党嫌いは思想ではない。芳野に松下正寿のことを聞いても、富士社会教育センターのことを聞いても、統一教会のことを聞いてもあるいは、共産党の推薦を受けた候補者は推薦しない理由を聞かれても、全く答えることも出来はしない。
統一教会の反共思想も相当いい加減である。文鮮明は金日成と懇意であることは周知のことであるし、侵略者日本の信者は大量の献金義務があるなどと金を巻き上げる。反共など言うお題目など、まんまと岸信介をひっかけて、日本政界に入り込む口実に過ぎなかった。
反共思想を叩きこまれた連合会長は、旧立憲民主党を割ってしまい、与党に寄り添う国民主党を支援するばかりとなる。結局この政党は自民党を支援し、政党の存在意義である予算案すら賛成する似非野党党になってしまった。
これに加え、維新の会が自民、公明与党を補完する存在になってしまっている。岸田がいくら失政を重ねても、いつでも支えてくれる維新と、国民民主がいる。自民党のすっかり馴染んで会食を重ねるし、メーデーに呼んで挨拶させる芳野友子会長様様である。
傘下のそごう百貨店労組が、60年ぶりとなるストライキを打っても、ナシの礫の連合である。会長が自民党になびく象徴的な出来事であった。


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