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トランプは意気軒昂である。スエズ運河やグリーンランドをよこせ、カナダはアメリカの51番目の州になれ、と言いたい放題である。であるが、留まるところを知らない。ガザをアメリカの土地にする。爆薬の処理や復興をやる、住民はエジプトに置いとけばいいだろうというのである。
こうしたトランプの一連の発言や、大統領令の乱発は”力による現状変更”に他ならない。ここには国際法を無視した、国家の在り様を問うものでもなければ、人権に配慮するものでもない。
トランプは、恫喝で怯える弱小国や民族を見るのを楽しんでいるようでもある。メキシコとカナダへの関税は執行後即座に撤回、一月先にした。そのまま引き下がるかもしれない。
ガザの所有など国際法どころか、青写真もプランも何もない。ハマスを消すことしか考えていない。ネタニアフは大喜びである。
トランプのこうした傲慢極まりない力の政策、力による現状変更に日本政府はだんまりである。中国による力の変更には激怒し、防衛予算を3年間で国家予算の半分近くを拠出するとまで言った日本政府である。
アメリカの力による変更には何の反応もしていない。ダブルスタンダードも良いとこである。同盟国を自負するのであれば、今こそ忠告する時である。アメリカの下僕となった国の宰相は明日の朝早く会談するというのである。何を仰せつかってくるのやら。石破のカミさんに期待があったが今回連れててっていないようだ。
世界はアメリカの属国なるのを強く拒んでいるが、既に属国にの日本は変わりないかもしれない。
トップに据えたのは福音派原理主義の女牧師。以前からの宗教顧問でトランプのアドバイザーといわれる。この人はかなり統一教会シンパらしい。福音派と統一教会は家族主義や自由な多様性に反対等通底する部分が多いのだろう。見過ごしならない事は、このポーラ、ホワイトというその人は日本の統一教会解散命令に反対意見の報告書を出していると言う事だ。
就任式前、故安倍の妻安倍昭恵を呼んでもてなしたりしたのも、こういう側近がいるからだろう。
トランプの亡き姉で元連邦判事だったマリアンさんは肉親としては仲良かったらしいが、姪が録音した発言の中で弟を「原理原則が無く偽者で信用できない」「移民等に冷酷」批判していた。
この「原理原則」つまり基本的に自分の信条信念等が無く、精神的支柱になる確たるものが無いから支持してくれる特定の宗教団体のいう事を簡単に取り入れるのではないか。
トランプは80歳近いが精神年齢はほぼガキ(餓鬼)レベルに見える。金欲、色欲、権力欲、名誉欲の塊
でやりたい放題、言いたい放題。政策も発言も、何世紀か前の時代に逆戻りしたような状況。こういう人間が世界をリードする大国アメリカの大統領。今後の4年が思いやられる。