リトアニアのビリニュスでNATO総会が開催された。ウクライナの加入は当面は無理と決議した。ジェレンスキーはこれを聞いて激怒したが、戦闘継続中は加入できないなど諭され矛を収めた。
ウクライナやジョージアがNATO加盟を希望する国にしたのは、プーチンである。ウクライナやジョージアそれにフンランドもスウェーデン、バルト三国さえも、プーチンがNATOへ追いやったと言って過言でない。
そのプーチンに対立を煽ったのが、41代アメリカ大統領、ジョージ・ブッシュである。プーチンが大統領に就任当初は、先進国首脳会議をG8と呼び、ロシアを招き入れていた。NATOに対抗する、ソビエトを盟主とする東側の防衛体制のワルシャワ機構は解散していた。国がなくなり五里霧中の若いプーチンは、西側に擦り寄ったのであろうが、ブッシュのイラン侵攻など他国への体制などの押し付けを容認できないと、プーチンは西側首脳を前に汚くののして対立を宣言してた。
プーチンを更にアメリカと対峙させたのは、オバマ大統領の副大統領であった現大統領バイデンである。モスクワ大学で民主化を強く学生に訴えたのである。
プーチンは街頭に出た学生だけではなく、国内の民主勢力を武力弾圧するなど手段を選ばず潰しにっかかった。
チェチェン協和区国は国民の半分を国外に追い出し、NATO加盟を基部するジョージアは、国土の一部をロシアに編入させ、常時体制を武力で経済で威圧する。
同じくNATO加盟を希望するウクライナは、ジョージアの経験を活かしクリミアを占拠、大統領選挙に深く関わりそして侵略する。
プーチンは大ロシア民族主義を掲げネオナチをせん滅するというが、民間軍事企業を使い、少数民族を前線で戦わせて正当性があるわけがない。
NATOの巨大化はプーチンを震え上がらせ、更に対立を鮮明にするが、その大きな理由はロシア側にある。が、崩壊した国家を取り囲む軍事機構が巨大化し、その国と同盟国を挑発し、恐怖を与えたのも事実である。
トランプは無知に過ぎなかったが、プーチンの説得でNATOやG7をアメリカは離脱する意思を示していた。プーチンはトランプのためにアメリカ大統領選挙さえも介入した。
戦闘を止めるとウクライナはNATOに加盟する。プーチンは容認できない。プーチンは戦闘を止めるわけにいかなくなった。
ロシアではNATOは半永久的に、ウクライナの加盟を断ったと報道している。
軍事機構は所詮軍事産業の下請けでしかないのである。