日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

途中から観た映画「60歳のラブレター」

2011-05-21 09:07:27 | 映画・テレビドラマ・音楽
朝っぱら、たまたま流れていた映像に気をとられて、途中から1時間ほど観た「60歳のラブレター」。wowwowで。
涙が流れる。

NHKが視聴者に募った60歳ぐらいの皆さんからのラブレターがもとになった作品、とのこと。
3組の夫婦の話。

頑張って働いてきて、40代(?)も後半になっている戸田恵子。
60歳ぐらいの社会的に成功したとはいえない地味な医者と結婚を考える仲になっている。
医者には高校生の娘がいる。
妻は病没。
結婚実現に向けて、3人で食事するも、娘が父親の相手に突き刺す言葉の一つ一つが痛い。
専業主婦だった自分の母親のイメージと、新しく母親になるかもしれない女性(アメリカ留学、その後通訳(?)なんか、キャリアウーマン)とのギャップに辛辣な態度をとる。

その高校生が尋ねてきたときの、戸田恵子の台詞がいい。
精一杯のギリギリ。清水の舞台。
そして、そのことが、高校生に真剣に自分を伝えていることになる。

脚本家が上手いのだろうな、と思った。
30代の古沢良太氏(1973年生)の脚本で、朝っぱらから60代が涙しているのです。なんとまあ。
「三丁目の夕日」の脚本、そして、「相棒」の脚本も書いているという。

琴線を知っているんだなー、若いのに。
なんて、つい思ってしまう。

山田太一氏の脚本だ、ということで番組を見てきたのだけれど、今日、素敵な脚本家を知りました。
・・・賞を貰ったりして、もう有名な人だったのですね。知りませんでした。
コメント
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