同期会で展開された、耳新しい話。
もちろんテーマは50年以上前のことです。
私達の中学校は1学年333人(若い時の記憶は鮮明。苦笑)。小学校は確か4クラスで176名でした。
どちらもそのエリアでは中心的な学校で、周りには規模の小さな小学校、中学校がありました。
まず、中学校の時の話。
いくつかのちいさな小学校からも集まってくるから333人になるのですが、親分格の私たちの中学校のS君が、ちいさな小学校出身者を見下すので、すごく気分が悪かった、という愚痴です。先生たちも今回の同期会のU高校進学者を決めるときに、どこの小学校から何人をとか、せめてあの小学校からもひとりは、とかそんなふうに決めていた、という話。
まったく初耳。
で、ぼくの出身小学校から誰もU高校受験者を出さないのはよくない、
中学校で学級委員をしていたT君もいるけれど、彼の実力では落ちる可能性が高いということで、ぼくが受験することになったんだ、と。
なんか、えっ!えっ!です。
私はそのT君は、当時の洋服のモデルにでもなれるような坊ちゃん顔で、お弁当の卵焼きの切り口の美しさに、きっと素敵なお母さんがいるんだろうな、と羨望だったイメージでした。
で、無事U高校生になったY君は、今度はどうしたら効率よくいい大学に行けるかと考え、理系科目を捨てて英語をがんばったのだそうです。最小の受験勉強で早稲田の政経に現役合格。就職も日経、共同通信も受かったけれど、雑誌に興味があったので雑誌社を選択した。あの時代にどれもこれも合格して選べる立場だったんだ、と説明。
数学の答案を白紙で出すけれど英語が得意ですごい人と、遠くから眺めていただけで、関わることがなかった人でした。
だのに、なんで根掘り葉掘り語るのか?
大手出版社の看板雑誌の編集長にまでなったと。従来から編集長経験者には取締役の道が保証されているのだけれど、会社勤めだけが人生じゃないと思って中途退社した。取締役に残っていると、年収2500万円、4年間で1億円だよ。それを棒に振ったんだ、と。
なんだこの人。
高校時代の3年間は同じように汽車で通っただろうけれど、一言もしゃべったことはないひと。
中学時代の私の言動にチクリと来たことがあると。
私の発想がおりこうさん的で、鼻についたのかしら?
彼のライバルT君と比較的親しかったからかしら?
そもそも接点がない人なのに、何を言い出すのか?
充分に家庭教師をつけたりして教育費をかけた(そんなこと知らなかった)K君が慶応高校に進学したことにもしきりにこだわっていた。
なんか変な人、と思った。
そしたら、彼の家庭環境などを知っている人が、「彼の周りの人(家族)の価値観がちよっと変わっているから、かれがそんな発想で会話を展開するのは、すごく察しが付く」といった。
あ~ぁ、50年も前にも、こんな受験のドロドロがあったのですね。
公立高校だし、普通に問題を解けたらいい、それだけだと思っていたのに。
同じ中学生、同じ高校生だったのに、初耳の話でした。
私なんて、先生が、この子を是非U高校受験させてくれと、進学に関心もない親を説得してくれたケースなので、
感覚的にかみ合わない人です。
もちろんテーマは50年以上前のことです。
私達の中学校は1学年333人(若い時の記憶は鮮明。苦笑)。小学校は確か4クラスで176名でした。
どちらもそのエリアでは中心的な学校で、周りには規模の小さな小学校、中学校がありました。
まず、中学校の時の話。
いくつかのちいさな小学校からも集まってくるから333人になるのですが、親分格の私たちの中学校のS君が、ちいさな小学校出身者を見下すので、すごく気分が悪かった、という愚痴です。先生たちも今回の同期会のU高校進学者を決めるときに、どこの小学校から何人をとか、せめてあの小学校からもひとりは、とかそんなふうに決めていた、という話。
まったく初耳。
で、ぼくの出身小学校から誰もU高校受験者を出さないのはよくない、
中学校で学級委員をしていたT君もいるけれど、彼の実力では落ちる可能性が高いということで、ぼくが受験することになったんだ、と。
なんか、えっ!えっ!です。
私はそのT君は、当時の洋服のモデルにでもなれるような坊ちゃん顔で、お弁当の卵焼きの切り口の美しさに、きっと素敵なお母さんがいるんだろうな、と羨望だったイメージでした。
で、無事U高校生になったY君は、今度はどうしたら効率よくいい大学に行けるかと考え、理系科目を捨てて英語をがんばったのだそうです。最小の受験勉強で早稲田の政経に現役合格。就職も日経、共同通信も受かったけれど、雑誌に興味があったので雑誌社を選択した。あの時代にどれもこれも合格して選べる立場だったんだ、と説明。
数学の答案を白紙で出すけれど英語が得意ですごい人と、遠くから眺めていただけで、関わることがなかった人でした。
だのに、なんで根掘り葉掘り語るのか?
大手出版社の看板雑誌の編集長にまでなったと。従来から編集長経験者には取締役の道が保証されているのだけれど、会社勤めだけが人生じゃないと思って中途退社した。取締役に残っていると、年収2500万円、4年間で1億円だよ。それを棒に振ったんだ、と。
なんだこの人。
高校時代の3年間は同じように汽車で通っただろうけれど、一言もしゃべったことはないひと。
中学時代の私の言動にチクリと来たことがあると。
私の発想がおりこうさん的で、鼻についたのかしら?
彼のライバルT君と比較的親しかったからかしら?
そもそも接点がない人なのに、何を言い出すのか?
充分に家庭教師をつけたりして教育費をかけた(そんなこと知らなかった)K君が慶応高校に進学したことにもしきりにこだわっていた。
なんか変な人、と思った。
そしたら、彼の家庭環境などを知っている人が、「彼の周りの人(家族)の価値観がちよっと変わっているから、かれがそんな発想で会話を展開するのは、すごく察しが付く」といった。
あ~ぁ、50年も前にも、こんな受験のドロドロがあったのですね。
公立高校だし、普通に問題を解けたらいい、それだけだと思っていたのに。
同じ中学生、同じ高校生だったのに、初耳の話でした。
私なんて、先生が、この子を是非U高校受験させてくれと、進学に関心もない親を説得してくれたケースなので、
感覚的にかみ合わない人です。