日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

友人を誘って園芸店へ。

2018-04-04 19:46:24 | 庭 4月
もう6年目になると、この季節には園芸店にはどんなお花が並んで、と予想はつきます。
お気に入りは殆ど購入経験ありになって、それでもまた買いたいという品種をかごに入れる、ということになります。

今日はデルフィニゥムの花苗を2つ(78円×2)買いました。
晩秋に6つ買ったうちの4つは冬越しに失敗。追加したいと思っていた花苗でした。
左 デルフィニゥム。 右 こぼれ種から育ったジキタリス。デルフィニゥムを移植していて発見。うれしい。


そして、バラの新苗が650円で並んでいたので、2つ購入。
①ライラックタイム:紫の四季咲きのバラ
②モナリサ:縁がピンクを帯びたクリーム色の四季咲きバラ


衝動買いです。
去年の段階で、もう増やさないと心していたのですが、(私が購入したバラで一番値が張った)ガブリエルと宴とディスタントドラムスの1本がご臨終になったし、その分の穴埋めです。
私にとっては、1年1年が大事だし、紫系のバラの挿し木は失敗の連続だし、モナリザはお気に入りのつるピースによく似ているから、もう一つあってもいいし、と自分を説得して購入を決めました。

庭もバラの葉っぱが生い茂り、その葉の陽光に輝くつやつや感が嬉しいのですが、花芽が少ないように思われて、ヒヤヒヤ。
圧迫骨折で10月半ばから1月下旬まで、ほとんど園芸作業ができなかったから仕方がないのか、と自分に言い訳。

種から育てニゲラとアングロステンマの残りの苗をお隣さんにもらっていただけた。
狭いプランターで徒長させたまま、というのはかわいそうだったので助かった。ほっ。
空いたプランターに、今日、園芸店で買ったバジルを植えてみた。

友人からもらった数株のミツバもイチジクの根元でびっしり繁茂して、今の季節はお浸し、卵とじに重宝する。

陽気で開いていたチューリップが朝の冷気でスタイリッシュに。


まだ陽射しはないけれど。


ビオラもりもり。


つる日日草の今年の一番花です。










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15歳のころ。

2018-04-04 05:44:30 | 私の雑感あれこれ
佐藤優著「一五歳」上巻は昨日で読了、即、下巻を読み進めているのだけれど、自分の15歳のころを思い浮かべたりもする。

高校1年になったばかり。朝6時42分の始発の汽車通学が始まった。
本人は新鮮な気持ちが勝って、はつらつだったけれど、後日の母から、夏休みを境に通学にも慣れてきた、と聞いたことがある。
その夏休みに、佐藤氏は東欧、ソ連旅行をしている、ということになります。へぇ~、です。

ひとつのシーンを覚えています。
中学時代3年間は同じクラスになったことがないTさんと、高校1年で同級になりました。
今とは違って、私たちの中学時代は成績上位100名までが掲示される時代でしたから、彼女とはクラスは違えど勉強のライバルでした。
同じ中学出身ですから、下校時も同じ駅で降りるわけです。汽車は二人掛けのボックスシート。一緒に並んで座る機会も多かったと思います。
春の陽気だった記憶ですから、高校一年の4月か5月頃でしょう。
中学に比べて急に専門的になった(確か)生物の教科書の話から始まって、いろいろ話は熱を帯びていったのでしょうか。
これからのこと、将来の進路や、自分の生き方などを語り合っていたように思います。

手前の駅で降りた同じボックスシートの乗客が、なんだか難しいこと考えているんだね~、と声をかけて降りていきました。

高校生になったばかりの15歳の女の子ふたりの青臭い議論に耳を傾けていたのでしょうか。

その日、彼女と将来の生き方、今後の希望で、満ち足りた気分になって帰宅したのでしょう。

母に、「わたし、大学に行きたい、、、」と告げたら、

「そんなこと、まだ、、、、(言ってもらっては、困る)」と、現実的な空気になったのです。

「あとで、時期を見て、、、。そんなことは、先、、、」なんだか、そのちぎれちぎれのことばが私への応えでした。

私の、Tさんと語り合った夢はなんだったのだろう、やっぱり自分は、その学校へ進学したみんなとは別のもう一つハードルがある、と思いました。

それが母の精一杯の応えだったのです。(何十年もあとで聞いたのですが、汽車通学の学校に行かせたことで母は姑から嫌みを言われていたらしかった)

ま、そのTさんに、私のそんな事情を語る必要もありません。マリー・キュリーに傾倒していた二人は一緒に物理部の物理班に所属して、先輩たちがやっていた加速度の実験に加えてもらったのを覚えています。
私は、本を読む派(文学少女というのでしょうか。苦笑)になって、物理部は早々にやめ、彼女は理系を選択しました。

あれから、幾星霜、です。

ふふ、彼女とは今年の1月末に、10年ぶりほどでの会食。

彼女と次に会うのはいつかは分かりませんが、15歳の春というと、あの汽車のボックスシートに並んだ光景が浮かんできます。



10年の違い、そして都会と田舎、その違いを割り引いて読んでも、15歳の彼(佐藤優氏)のひととの接し方の的確さに非凡さを感じます。
哲学に興味があるとも出てきますが、そういう芽生え(関心)がでてくるのも15歳なんだと思ったりします。

ああ、私が本読み(文学少女に)になったのに~~、そこで就いた仕事は向いていなかったな~と、いまさらですが思っています。









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