日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

花井さんちの桜。

2018-04-01 07:27:28 | 私の雑感あれこれ
今年は天候にも恵まれ、満開の桜を満喫できた。

桜は咲く時期のこともあり、門出の花のイメージです。
子供もとうに巣立ってしまっているから、最近はその門出感も薄れてきました。

3月末で転勤引越しを何度か経験しました。関西で満開の桜に見送られて、北関東でもう一度桜を楽しんだ、という年もありました。

もう30年以上前ですが、夫が宮仕えから自由業になりました。脱サラになるのでしょうか。
30代も前半、3人の子供を抱えて知らない土地でのスタートでした。
経済的な心配不要の生活から180度の転換。つれあいである私は、心もとないというか、どうなるのだろうかと心配ばかりでした。
そのころの数年間、4月になって桜が道路まで降りかかるように咲くお宅がありました。
その桜をお宅の前を通りながら、
どことなく歯を食いしばって4月を過ごしている自分、安気に楽しめない自分でした。
もちろん、幼稚園児、小学生児がいるから、ひとなみに年に1度ぐらいは花見にはいくんですけれど。

後年になって、夫にそのことを話題にしたら、
そうだったのか、僕は新天地で新しい仕事分野で張り切っていたのに~と。

そうですよね。
宮仕えから脱して、自分の力で生きようとスタートしたころなのですから。
でも、3人の子供との5人暮らしで、倹約家の私はハラハラ。自営業の妻には向いていない、そのものでした。

テニス三昧の夫に同行して、テニスをしたのもこのころ。自分のテニスの経費ぐらいにと、家庭教師をしたり。苦笑
近い将来に大きな出費も予想されるしので、手持ち金を減らしたくない(ケチ)な私は、日々倹約の生活でした(出費が楽しくない)。

今は昔です。

でも、あの経験をしていることが財産です。
桜になんの責任もないのに、自分の不安を投影した目で眺めていた日々。小心者の証かもしれないけど、それが私でした。

あれから幾星霜。綾小路公磨的になってきましたね。苦笑

あれもワタシ、これも私。

今年は当地の桜を堪能し、ついで4月下旬に、東北の桜を楽しむスケジュールを入れています。
秋田の角館や弘前の桜。開花シーズンに合致するかどうか、なんと幸せなハラハラなことでしょう。

人生って、織りなす布のようです。
大事に大事に、横糸を誠実に織り込んでいって出来上がる。
それしかないのだから。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日から4月。

2018-04-01 07:14:02 | 庭 4月
ムスカリが勢いを増してきて、青い川になりました。

手前、中ほど、奥と三筋の川です。


通路両側にムスカリ。


ここにも。


こっちにも。


2年目の球根(骨折前に埋めた)のチューリップ。


忘れな草もいっぱい咲いています。


アシュガ(紫の花)も開花スタンバイしてきました。


奥のほうの私が好きなアングルの小径です。写真のフレームには入っていませんが、右手前にはシャクヤクとクレマチスがあります。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする