日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

児童養護施設訪問。

2019-03-20 07:14:26 | 社会問題
月曜日は、フラワーパークの下見だけではなく、県内では規模の大きい(定員70名)児童養護施設へも行きました。
昨今、虐待問題で児童相談所がよくニュースで話題になっていますが、児童相談所に問題案件があると、「子供を一時預かりできないか」と深夜でも24時間電話が入るのが、児童養護施設だそうです。

幼児から18歳(高校卒業まで)の子供たちが入所しています。月曜日ですから、子どもたちは最寄りの公立小学校、中学校、受験した高校へ通っています。幼児は4歳から保育園。それより小さい子たちは施設の保母さんたちと散歩中でした。

建物は10年前に作られたとのことで、明るくて気持ちがいい室内でした。ここが入所している子供たちにとっての家庭です。
近隣の小中学校とのコンタクトも密接らしく、ほっとした気分で40分ほどの説明を聞いていました。
勿論、子とも一人当たりに対しての補助金(助成金?)は入っているのでしょうが(その話題は出なかった)、子どもたちは毎月のお小遣いも貰って(かつての我が家より多い)、できるだけ普通な生活ができるような配慮はされている、とは思いました。

ただ、自分(だけ)の親、ってわけではない、んですよね~。なんといっても切ない。


通学先の学校でのいじめはどうですか、との質問も。

ここで、どんな回答が出たとしても、70のケースでゼロって、難しいだろうな~、と心中思っていました。

座席の隣は保護司さんでしたが、
「子供の差別意識って、子どもだけの問題じゃないんだよな~、その子供の家庭、親にそういう意識があるから、子どもがそれを真似て育つんだよ。そこに原因があるから、なかなか難しい、、、」と。

私も、同意、です。

大人社会がそんなに良心的な人ばかりってわけじゃないから、ね~。

子どもたちの姿は、散歩から戻ってきたちびっ子数名しか目にしなかったけれど、「ガンバレ~」と声をかけたい。
幼くして、悲惨な人間関係の中で暮らしたから、簡単なものじゃないのだけれど、
「チャンスはある」と思える社会にしていかなくては、と思う。







コメント
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