日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

卒業式シーズン。

2019-03-21 07:27:33 | 私の雑感あれこれ
すっかり縁遠くなっていたのだけれど、この5年間は某委員として列席している。

昨日は、小学校の卒業式。あと26日に保育園の卒園式がある。

我が子が卒業した小学校の同じ体育館なので懐かしい。本当に数十年が経過したのだろうか、と思うほど同じです。

数年前は、はかま姿の女の子もいたけれど、去年、今年はゼロ。禁止されたのだとか?
和服業界は袴姿が流行すると、売れ行きに貢献となるのだろうけれど、私はけばけばした印象を受けていたので、こちらのほうが好きです。
卒業生総数90余名と今の時代では中規模でしょうか。男子はネクタイにスーツ、ブレザー。女の子はブレザーとチェックのスカートと言ったのが定番。ひとりだけラガーシャツ姿の男の子がいました。実はちょっと共感。ポリシーを貫いているのかしら、と勝手に想像していました。12、13歳の男子がスーツを新調しても、次に着る機会があるでしょうか。我が子の時は、それが納得いかなくて、Vネックのセーターを新調しました。こちらのほうが使いまわしが、、、と。実はそれもヨソイキバージョンだったので、ピアノの発表会とか、着る機会は少なかったですけどね。ワタシ40歳の抵抗だったかな。苦笑

夕方、テレビで県内某所の卒業式の光景が放送されていました。昨今話題の袴姿もちらりほらり。で、アラッと思ったのは、男子児童の多くが学生服。女児も半分ほどがセーラー服姿(多分進学する中学校の)です。
懐かしい~。実は、私の時代(昭和37年春)も、卒業式は中学用に新調したセーラー服でした。なにも不思議に思わず、そういうものだと思っていました(12歳の少女の世界は狭い)。後になって、あれは変、と分かったのですが、別のあらたまった服装を用意する負担を考えると、新調した制服を着るのも知恵だな、と思い直していました。その半世紀以上も遠い時代の光景がテレビで出会ったので、妙な親近感を覚えました。

みなさん、我が子の成長を感慨深く見守られていたことでしょう。


で、保育園の卒園式の動画が届きました。事前には慣れないことにパニックになる子なのでヒヤヒヤしています、とメールがあったから、ヒヤヒヤの何割かは私にも伝播していたのですが、ふつうにクリアできたようで、ほっ、です。

証書をもらって去っていく後姿。画面に「ほらっ、ボクできたでしょ」と彼の心の中の字幕が流れているようでした。

当たり前になんでもこなせる子、なかなか努力がいる子、いろんな子がいて、どの子の両親も一生懸命に視線を注いでいる。毎年繰り返される光景だけれど、惹きつけるものがあります。

そういえば、児童養護施設の子たちにも卒業式はあります。
施設長さんはおっしゃっていました。近頃小学校の行事で2分の1成人式というのがあるんです。10歳になった子供たちが、両親に向けて育ててもらっていることへの感謝の手紙を書くのですが、ここの子供たちは書けないのです。なかには、施設の先生宛てに書いてくれた子供もありましたけれど、と。
うーーん、です。









コメント
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