日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

ユッケ騒動を遠く眺める。

2011-05-10 11:16:05 | 私の雑感あれこれ
好き嫌いがあって、鶏肉は食べない。変わったお肉は食べない。
できたら、どのお肉も食べないでいたい、タイプだったのが、大学で下宿自炊するようになって、そんな偏食ではだめだろうと、自分なりに気になって、牛肉と豚肉だけは食べられるようになった。
カレーライを作るために、お肉屋に「豚肉50g」とか買いに行ったものだ。
なんと、儲からないお客だったろう。あの頃の下宿学生は冷蔵庫を持っていなかった。

だから、今回の問題が起こるまで「ユッケ」って聞いても、何のことやら、だった。
世の中、そんなに生肉を食べている人たちがいるのだ、と遅ればせながら知ったわけです。
「我が家には関係ないやい」と、ニュースを聞き流しながら、夕食。
テーブルの上には、こんもりと盛られたレタスの上に、生ハムが!!
おー!私って、勝手なものだ!
いつのまにか、生ハムも私の食べられるお肉、となっていたのであります。
コレって、塩分で殺菌しているのでしょうか。
うーん、生肉、食べているのであります。ワタシ!
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素敵な紙面コラムに出会いました。

2011-05-09 21:29:52 | 
今日の朝日新聞朝刊
社説・声欄などと一緒の紙面
「風」というコーナー、石合力さん(中東アフリカ総局長)の記事です。

タイトルは

ービンラディン後の中東「日本ブーム」対話求める好機―

今、サウジアラビアでは日本ブームが起きている、らしい。
ブームのきっかけは、サウジのバラエティ番組。
ラマダンの時期に毎日15分30回連続で日本を特集した番組にある、と。

その番組をみたサウジの人たちにとって、日本の学校では、児童が給食の給仕や教室の掃除をしながら規律を身につけている姿は、出稼ぎ外国人任せのサウジの人の目には驚きだった。
アブドラ国王が、この番組にいたく感銘を受けて、衛星放送の放映後は教室の清掃を取り入れ始めたとか。
また「東京の正直さ」という特集では、落し物の財布を見つけたとき人はどういう行動をとるか、という試しとして、東京の公園と、中東のある都市で実験した映像を流した。東京では、拾った親子は交番に届け、中東のケースは中身を抜き取って財布を捨てるという違いがテレビから流れた。…「やらせ」を疑う声すら出たそうだ。


リポーターの一人は、この番組が注目を集めた理由として
この国では多くの人が、イスラムこそが最高の宗教だと思っている。でも、聖典コーランが説く誠実さ、清潔さといった価値観をどの国よりも体現しているのが、イスラムとは無縁の日本だった」と。
イスラムの伝統を守りながら、経済発展を目指したい中東諸国にとって、伝統文化を持ちながら先進国になった日本はモデルケースなのだ。
 そんなサウジ側の思いや期待は、必ずしも等身大で日本側には伝わっていない。ビンラディン容疑者の死を受けて、異教徒、異文化に対する「寛容」の精神をどう深めていくべきか。そのとき、日本に果たせる役割は何か。中東イスラム世界に対して独自の「文明間外交」の構想力を築くことは資源外交、経済外交を進める上でも役立つはずだ。


通り一遍の表層的判断をしている部分が多いのだろう。「きちんとイスラムを知る」ことも大切なのだと、気づかせてくれる紙面だった。
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ガラガラと音が聞こえるような変動

2011-05-08 09:21:17 | 社会問題
知らないこと尽くし。
浜岡原発の停止に安堵していたら、地元の市長さんが、「急に言われても困る」的発言。
??
毎年国から20億円もの交付金があるので、今回原発停止後も、交付金を継続を約束してもらいたい、らしい。
また、中部電力が、浜岡原発を火力発電に切り替えると、燃料費が日額7億円(年額2500億円超)発生する、と。
!!!

だから、経費の安い原子力発電を国としては勧めていた、のだ。
原子力発電所は、地元に多額の交付金をばら撒いても、それでも火力より安価なのです。
設備の安全対策を強固にすることは、当然コスト高につながります。
で、危険度を想定するに、許されるコストを見合わせて、意見を奏上してくれる学者、専門家を好む傾向にあったのかも知れません。

東電の電気料金値上げ16%、という数字がでているそうです。
これは、福島原発の賠償金捻出分、ということではなく、福島原発による発電が停まり、火力に切り替えたときのコストを上乗せ分(海江田経済産業大臣談)だそうです。

知らないこと尽くし、でした。
ネットは生活の一部になっているし、電気の使える快適な生活には確保したい。
良い策が一つある、ということにはならないでしょう。

想定を超えた災害が実際に起きたのだから、
原子力発電設備の安全確認を早急にすること。
安全が保障されていないケースは、停止も止むを得ず。

今回の浜岡原発停止、という思い切った判断、これは民主党内閣だったからとりえた判断だったと思います。
長く続いてきた、自民党政権であれば、原発誘致以来の地元との癒着、利権の巣にがんじがらめで、ここまで思い切った意思表示はできなかったと思います。

電力会社や国の顔色を見て発言する専門家ではなく、ことの本質から意見を述べる専門家を起用して指針を決めて欲しいものです。
福島の復興とともにノーモア福島でもあるのです。







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ビックニュース! 浜岡原発停止

2011-05-07 08:41:56 | 社会問題
昨日、菅首相自ら記者会見して、浜岡原発の稼働中の4、5号機の停止を要請する、とあった。
前記事にもかいたけれど、3号機は現在点検のため休止中で、7月に再開する、と中部電力が発表したばかりだった。
東海地震が懸念されているのに、再稼動は是非撤回してもらいたいものだと思っていたのに、今回は前面停止、とさらに踏み込んだ決断です。
中電としては思わぬ展開でしょう。
電力の需給が次のの課題です。

ささやかながら、プールしてあった領収書をもとに我が家の消費電力量をエクセルに打ち込んで見ました。

21年秋に調理器具をIHにしたので、電力消費量は増えています。
18畳のLDKの空調も大型なので、消費電力はかさみます。
でも、早寝なので深夜まで付けっぱなしではないし、これはよし、とします。
テレビ・冷蔵庫・パソコンなどの家電関連は消費量としては、多くないでしょう。
問題児は、冬のヒーター、デロンギかな。空気を汚さず室内を適度に暖めてくれる優れもの、として購入したのですが、消費電力大なのです。

ま、計るだけダイエットではないけれど、毎月使用電力量を記入してみようと思います。
結構去年より2割り増し程度には増えていますから、10%削減は可能だとは思います。

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強行軍のパックツアー

2011-05-05 10:18:37 | 私の雑感あれこれ
昨日は冬景色の中でした。
立山室堂で、17メートルもの雪の壁の中を歩き、まだまだ芽吹きに早い葉を落とした木々の合間をぬってバスは走りました。

あー、遠かった、というか渋滞で長くバスの中の人でした。
帰宅したのが、夜中12時の直前!
天候に恵まれ、堆い雪の壁は圧巻だったし、トロリーバスやモノレール、ケーブルカーなど、飽きることはなかった行程でしたが、渋滞には参りました。

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この時期に原子力発電所再稼動!

2011-05-01 09:38:19 | 社会問題
中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎)の第3原子炉は現在点検のため休止しているところ、この7月から運転再開する、とのこと。

今、福島原発の地震・つなみ被害による、原発事故の復旧の目途が立っていないのに、である。
10年ほど前に、浜岡原発の見学に行ったことがある。海岸際の原発です。
ずっと、東海地震の危険地域と言われているのに、大丈夫かしら、が何よりもの感想でした。
危機管理は厳重でした。入り口には金属探知機が設置され、テロリストからの予防なんだと聞かされたりすると、原子力が悪意に作動したときの恐ろしさに緊張感が走ったのを覚えています。

数多くの見学者が原発を訪れたことでしょう。そして、多くの人が私と同じような感想を持ったことと思います。
想定される東海地震に対しては、安全対策が充分とられています、と語られていたのでしょうね。

でも、今福島では、想定外の地震が発生したのです。
ということは、福島並の地震が起こることも、もはや想定内、なのが現実です。

そんな現状であるにもかかわらず、更なる補強をしたとの説明もなく、
「7月から再開します」
では、適いません。

新聞によると、中部電力は、現状では電力には余力がある状態。しかし、この夏に去年のような炎暑が続くと、電力不足になる恐れがある。
よって、不足を生じさせないために「再開が必要」

うーん、そうなのであれば、そのとき予想される、不足を防ぐために、例えば家庭では○%の節電が必要、とか、24時間営業を自粛するとか、対案が建てられないものでしょうか。

今福島の原発で起こった事故の収束の確たる手立てが示されていない状況です。
原子力の専門家の知恵を結集して、なおこの状態なのでしょう。
一旦事故が起こってしまうと、こんなに手に負えない、ということを多くの人たちが身にしみて知ってしまった今、なのに、こんな指針を立てる電力会社の神経は理解できません。

今、中電から電気を購入している私たちが、「3号機7月再開の差止め」の声を上げるときだと思います。
今日朝日新聞の「声」欄に早速、3号機再開を反対する投書が載っていました。
連日、投稿欄が中電の方針変更を訴える記事で埋まり、大きな声になったらいいなと、そう思っています。
コメント (2)
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