日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

新聞を後ろから読む女、アッハハ

2013-06-13 09:39:55 | 
テレビ欄は大抵新聞の最終ページにあるもので、かつて耳にしたときは「新聞を後ろから読む」とは、「そういう意味」でした。
今の購読紙は最終ページは文化面になっている。

で、後ろから、拾い読みを少し、の私です。
とにかく、5時前から庭仕事で消耗しているので、は言い分(苦笑)。

今月の「私の履歴書」はテンプスタッフ創業者の篠原欣子さんです。
留学先をスイスのチューリッヒからイギリスのボーンマス、そしてロンドンに移ったのが1970年で35歳になっていた、とあるから、いま御年80歳目前か。

以下、引用

カレッジでは秘書のコースに入ってビジネス英語やマナーを学んだ。(略)
勉強だけをしていた。
下宿にあった広い芝生の庭。駆け回る犬。生垣のバラ。覚えているのは下宿の光景だけで、ロンドンのにぎわいを私は知らない。

以上、引用終わり

なんか、はっと、思った。
聞いたことがある台詞。
たしか、フルブライト留学生としてハーバードの大学院へ留学していた娘の友達の台詞。

(2年間留学していたから)帰ってきてから、アメリカのこと、よくみんなに聞かれるのだけれど、私は勉強に追われて、アメリカのこと何にもしらないのよ、ただただ勉強が大変だったというイメージしかないの、と。

一途にやっているときは、地味でちっとも光らない。やがて光るって言う保証もない。
でも、やらずにいられないのだろうな。

そんな、がんばったひとの話に惚れ惚れする。

余談だけれど、
70年代に、夫に同伴して1年間海外に滞在した友人は、今でもいう。
「向こうではねー」と。
その国は40年近く前もいまも同じで、自分はその国を知っている、という風に、私たちに紹介する。
実は、ちょっと、そんな喋り方をする彼女を残念に思っている。




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そういえば4ヶ月。

2013-06-13 07:46:27 | 家族
電話したら、昨日、保険所へ4ヶ月検診に行ってきた、と。
ほぼ産まれた時期がそう変わらない赤ちゃんばかり10人あまりいて、数日遅くても、より太っていたり、早くても小柄だったり、それぞれ個性なんだねー。○はやっぱり、顔大きめだけど、至って標準。
「みんな泣き喚いていたけれど、○はニコニコしていて、褒められていた。外面いいタイプなのかな(笑)」

もう、すっかり、これが自然になっているのがありがたい。1ヶ月検診の頃は、まだ病院で手術の時期。一日一日の様子に一挙一動して、とてもご近所の同時期生まれの赤ちゃんのことなんて圏外でした。

退院の日、あなたたちの住まいの近くで待ち合わせしていたおばあちゃん(私)は、憶えているよ。
すっかり暗くなったころ、壊れそうな宝物を「うれしさと緊張感の極み」といった風情で抱っこしていたね。

電話口のママはいう
「いまは、そっと、そっお~と、神経使っている。
せっかく眠った○を起こさないように」

うふふ、その気持ちは子育ての先輩だからわかる。
普通の子育てになっていて、安堵、です。
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ビバ!「ニュースルーム」って感じです。

2013-06-11 14:13:39 | 映画・テレビドラマ・音楽
第1シーズンの最終話を見た。
脚本はあの「ザ・ホワイトハウス」の脚本も書き、フェースブックの創始者を題材にした映画「ソーシャルネットワーク」の脚本家でもあるアーロン・ソーキン。
これは、見初めた後から、ネット情報として知りえたこと。

テンポが速くて、ついていくのが一生懸命、と先の記事で書いたことがある。
で、今日は第10話目。
素敵過ぎる!感動、感動、感動、でうれしくなる。

聡明なマックとも、やはり回転の速いマギーとも、自分はちっとも似ていないし、おまけに世代もずっと上なのに、

自分の姿は見えない故に、自分の現実はさておいて、
画面の中のマックに、時にマギーに引き込まれてしまいました。
社会派ドラマなのに、男女の機微も、不器用に、誠実に盛り込んで…。
こんなドラマ大好きです。

第2シーズンもあるらしいですが、病み付きになりそう。
実は、以前は「ザ・ホワイトハウス」おおいにおおいに病み付きでした。


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アスパラガスは皮を剥く?!!

2013-06-10 19:49:45 | 私の雑感あれこれ
昨日、北海道から箱入りのアスパラガスが送られてきた。
2人家族にはたっぷり。そして贈答品用だからえりすぐりの品!
まず、ホワイトアスパラガスを頂く。
いつものように茹でて。
なんだか、貴重品の風合いなのに、イマイチ。

で、今日はWebでレシピを探して挑戦。
イタリアンシェフの調理法に習ってやってみた。

皮を剥くのはホント。
実は、先日、川口マーン恵美さんが「シュッットガルト通信」のコラムでドイツのホワイトアスパラガスの美味しさを語っていて、調理方法次第で格別の美味しさ、とあったのを読んだばかりではあった。

先に皮を茹でて、風味を出してレモン汁を入れて、その後、本体の食べる部分が鍋のなかに入る、という段取り。

貴重品っぽいから皮を剥くと減るようなケチな考えだったけれど、やっぱりレシピどおりにしたら、風味があって美味しかった。

そして、レシピどおり、オリーブオイルをかけていただきました。
息子よ、ありがとう。
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またまた見つけた、素敵なコラム。 日経新聞「哲おじさんと学くん」永井均 筆

2013-06-09 10:47:57 | 
最近は、新聞の拾い読みも甚だしく少なくなった私でしたが、今日出くわしたコラム、引き込まれました。

タイトル「哲おじさんと学くん」

第5話 自分が感じた問題を考える

冒頭部分引用

哲:人は大人になって社会に出ると、限定された見地にしか立てない子供になる。むしろ子供の方が無限定な見地から世の中を見ることができる大人でありうる。こういう逆説がもし成り立つなら、さらに超-無限定な見地から世界そのものを見ることができるような超-大人=超-子供というものも考えられることになるわけだ。

学:以下略

これだけ引用しただけでは、コラムの風格は伝わってこないだろうけれど、こんな新聞コラムを読んでいる人が、世間に多々いるのかと思うとうれしくなった。

またまた、バックナンバーを読めないかと(※)Web検索すると、全部ではないけれど、読めそうです。そして感想を書いているブログもあったりして、うれしいものです。

(※)あいにく昨日、古新聞を回収に出してしまった。
コメント (2)
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追記あり。川口マーン恵美著「サービスできないドイツ人、主張できない日本人」を読む

2013-06-09 10:34:16 | 
著者は大阪生まれ。ピアノ専攻でドイツの大学院に留学、その後ドイツ人と結婚、3人の女の子を育てている女性。
日本人とドイツ人の比較文化エッセイです。

この手の本は殆ど読んだことはなかったのですが、彼女の視点についつい惹きこまれていきました。食べることを楽しむ日本人と、きちんと片付いていることが優先で、簡素な食生活のドイツ人。夜の食事に火を使わない(敵の襲来を用心して)風習すらあるというのも、耳あたらしい。

教育についてもまったく違う。4年生終了時に、3つの進路から選択する。知的職業コース(A)。事務職等(銀行員なども)のコース(B)。職人コース(C)。最近は、職人の子供であっても(A)コースを望むものが増え、(C)コースは、教育に無関心な家庭の子や、移民の子たちで占められ、そんな学校ではドイツ人がいじめられる側だとか。
小、中9年間、同じ教育を受けられる日本のシステムがどれほど子供たちにとって優れているか、と綴っている。
教師は授業をするという役割にかぎられており、クラスの友好を深めるという時間がない。教師と生徒の間は真に点数をつける立場と付けられる立場、という殺伐とした関係だと。
外国語の習得についての違いも、なかなか納得いった。
外国語は使うためのものだけれど、日本では明治以来、使う必要もなく、教養のシンボルであったため、会話力を重要視されていなかった。ドイツでは外国語の授業は高校までで終わり、大学段階では、英語で講義されても理解できるという扱いとのこと。日本語の特殊性に絡んでも記述がある。このことについても両国での生活体験者だからの説得力のある話題に引き込まれる。

終章の印象に残った文を引用しておく。

「自国の国益を主張できない国は、決して信用されない。経済援助ばかりでは、他国を思いやり、紛争の仲介をし、指導力を発揮できる国にはなれない。今の日本には、この能力が一番欠けている。」

背筋のすっきりした女性だな、と思う。
とかく、援助は国益の下心が入ってはならぬと非難する風潮が、この国にはあるように思う。
この文章の骨太さに、彼女の視線の深さを思う。
グローバル化された現代社会は、国益優先の首脳陣相手の交渉を避けてはいられないのだから、と。

追記
彼女について検索したら、連載でこんなコラムが読めます。
「シュツットガルト通信」いくつか、読みました。私のWeb上の立ち寄りどころが、ひとつ増えました。
素敵な文章を書く魅力的な人に出会えてうれしかった。



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ガーデン雑記 17

2013-06-07 06:28:01 | 庭 6月
庭仕事はエンドレス。

ボリュームいっぱいの草叢化していたスィトピー群を片付ける。
最後まで開いてくれた花たちは今花瓶の中。

パンジーも終わり時を迎え、ペチュニアへと植え替え作業をし始める。
園芸店のケース入りペチュニアは超お値打ち!素敵な6色入りのパレットのような色合い。パンジー跡地に、絵の具を置いていく気分。昨日の作業は途中まで。56苗あるから、まだまだ3分の2はこれから。
ビオラを抜くのが忍びなくて…、保留なのです。雲が下がってきているので、この雨を利用して植え替えは終わりたいものだ。

火曜日に岐阜県可児市の花フェスタ記念公園に行ってきた。
世界一とかの本数を誇るバラガーデンです。
素敵な感動ものがあればメモしてこようと、筆記用具をバックに忍ばせたのだけれど、快晴炎暑で、バラはバテ気味。咲き終わった花ガラばかりが目に付きました。
こんな広いスペースを管理するには人件費いくらあっても、ということで手入れは無理なのでしょう。きっと、花博のときは予算があったからがんばれたけれど、これが現実なのだと、鼻先に突きつけられた感じの、広大なバラ園でした。





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ガーデン雑記 16

2013-06-03 12:29:59 | 庭 6月
庭仕事は尽きない。
今朝は5時前から庭仕事。
バラ(アブラハムダービー)の両脇に植えてあるアガパンサス2株を移動。
殆んど枯れかかったプランターのナデシコ3株の内、白だけをホワイトガーデン用地に移植。秋に復活してくれたらいいな、種がこぼれて増えたらいいな、と願いを込めて。

あと2株には御臨終願って、そのプランターに新しい培養土を入れ替えて、メネデール液に数日付けておいたカラーリーフを8本ほど挿し芽する。

買い置きレンガ数個を並べて、花壇のカーブを左右対称に整える。

水やり。
バラの害虫予防に唐辛子エキスを霧吹きで噴霧。
花柄摘み。

尽きない。
下をこごめば、つい目につくところの小さな草をつまんでいるワタシ。

楽しいのだけれど、実はひざ痛がネック。
なんとか、こちらの克服に努力しないと、
そして、一日の元気に稼働できる時間を、30分、1時間と増やせる体力作りが課題です。

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感慨深い出来事でした。

2013-06-02 18:43:40 | 母のことなど
このバラ、今日現在、満開です。
名前はクイーンエリザベス。
1年前に母を見舞って、実家から数枝もらって帰り、挿し木したものです。
もう1メートルを超える高さにまで育っています。

母のことを、夫は
「歩くのに不自由するようになっても、自分にできる限りの気遣いをする人だね、ひしひしとそれが感じられたよ。キミのお母さんに、いつ来てもらってもやっていける。ボクは大丈夫だよ」と。
そして、「今回はボクは特に何も手伝ってはいないけれど」とも。
-ベットマットを2階から降ろして、庭で日干しするのを手伝ってもらいましたけどね。-

で、ワタシ
「イヤ、私が引き受けるときは、もっと体調がレベルダウンして、介護の度合いが進んだときだから、現状のような状態ではないんだよ」と返すと、ハッと気付いて納得していた。

今は、普通に会話ができる。
デイケアに行くと、悩んでいる人がいっぱいでねー、とその相談役だったりするらしい。自慢したい人にはさせておけばいいし、性格のキツイ人とは喋らなければいい。自分は人と喧嘩になることはないから、何にも心配はいらないよ、と現状を前向きに受け入れている。

母に「年金と手持ち金の取り崩しで生活していくと、あと○年は大丈夫。それ以上(100歳超)長生きしたら、私が不足分を援助するから心配しないでね」と。アッハハ
せめて弟夫婦の経済的負担にはならないように、配慮に配慮している様子に、安堵する。
弟夫婦が年に一度ぐらい海外旅行に行きたいときは、1週間でも10日でも、ショートスティに預けてくれればいいから、と自分から言っておいたらいいよ、とも、念を押と、母は勿論了解、です。

50代の後半で夫が悪性リンパ腫という病を患っただけでも大変なことなのに、96歳の年寄りまで転がり込んで、○さんは本当に大変なことが重なっているのに、ちっともそんな振りは見せずに、いいよいいよ、と食事も洗濯もやってくれる、ありがたい人だと、感謝、感謝です。
ホント、私も、こんな器量の大きい人って、そう滅多にいるものじゃない、と思います。
「ウチに来てもらうからには、きてよかった、と思って欲しい」去年、彼女が母を受け入れることになったとき口にした言葉ですが、そのとおりの日々が今進行中なのです。







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