■아일랜드 - 시간을 훔치는 섬 「アイランド‐時間を盗む島」
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2015年に公開されたミステリー。
交通事故で亡くなった妻と娘の遺灰を手に済州島を
訪ね、今は空き家となっている亡父の実家で自らも
自死し、妻子といっしょに土に帰ることを考えて
いる男が主人公。
△物語の舞台は済州島の金寧港<映画より>
その男が、沖合にある不思議な無人島に時間と
記憶を奪われたまま家に棲みついている亡母の
霊に出会い、彼女を天に導くとともに生への
希望を取り戻す。
この映画では、何と言っても、映画の題名に大きな
引っ掛かりを感じさせられた。
それと言うのも「ヲタク」は、この映画を見るまで、
「アイランド/island」も「アイルランド/ireland」も、
韓国語では同じく「아일랜드」と表記(発音)して
いることを知らなかった(参考:ネイバー辞典)。
だから、映画の題名の「아일랜드」をてっきり
発音が似ている国名のアイルランドと思い込んで
しまい、映画を見ながら違和感が膨らんでいくしか
なかったのである。
この違和感の謎を自ら解くことができたのは、映画を
見終わった後のことだった。
(終わり)
ここのところ、韓国映画の鑑賞を通じたリスニング能力の
向上と韓国社会理解に没頭しているかに見える「ヲタク」
だが、韓国のニュースを見ていないわけではない。
今般の台風10号関連の韓国紙の記事に目を通して
いて、ちょっと気になる韓国語に出くわした。
例えば次のような文章に出てくる「가용경력」なる言葉。
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지구대, 파출소 등 지역 경찰은 산사태, 붕괴 우려 있는
취약시설 등에 대한 예방순찰을 강화중에 있으며,
태풍통과 시에는 가용경력을 총 동원 태풍에 대비할
예정이다.
地区隊や派出所など地域警察は、土砂崩れや倒壊のおそれの
ある施設などに対する予防的なパトロールを強化しており、
台風の通過時には( )を総動員し、台風に
備える予定だ。
<ローイシュー 9月6日付記事 부산경찰, 태풍 하이선 북상
대비 화상회의…시만안전·피해예방 최선(釜山警察、台風10号
北上に備えオンライン会議...市民の安全・被害予防に最善)より>
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日本で使われている漢字語と異なる漢字語である
ことは、「ヲタク」の韓国語力から容易に推測できた。
音の連想から、まず「ヲタク」が考えたのが、「可用
経歴」(投入可能な経歴者、くらいの意味で)。
しかし、念のため、この漢字語を韓国のネット上で
検索しても、全くヒットしない。
となれば、この漢字表現は韓国語にない、と判断せざるを
得ない。
そこで、しばらく頭の体操。
そして、たどり着いた「ヲタク」なりの仮説が、
「可用警力」なる漢字語。
この漢字語なら、韓国のネット上で使用例を確認
できた。
△ネイバーを使った検索より
韓国の警察行政にかかわる文章の中に使用例があった。
この漢字語で言う「可用」とは「動員可能」、「警力」
とは「警察人力」の略語くらいに解釈するのが適当と
思われる。
そこで、「ヲタク」が得た結論は以下の通り。
韓国のニュースに出てくる「가용경력」なる漢字語は、
漢字で書けば「可用警力」、日本語では「(警察が)
動員可能な人員」くらいに訳すのが適当だろう。
以上、一般的な韓国語学習には全く役に立たない、
「ヲタク」の韓国語メモを、久しぶりに公開してみた。
(終わり)
ベトナム料理のフォーが好きな韓国語学習者なら
知っておいても損はしないだろう。
韓国では、一般的にフォーのことを「퍼(pho)」
とは言わず、「쌀국수」と呼んでいる。
△베트남 쌀국수(グーグル画像検索より)
「쌀국수」とは「米麺/ライスヌードル」を意味する韓国語だ。
(終わり)
最近、「냉장고 바지」なる奇怪な言葉を仕入れた。
直訳すると「冷蔵庫ズボン」。
△タウムのイメージ検索より
イメージ検索をすればわかる通り、夏用のクールパンツ、
くらいを意味する言葉のようだ。
どことなく、ステテコやモンペにも似ている。
(終わり)
正直に書こう。
テレビの深夜放送で洋画(※「ピクセル」日本語
吹き替え版)を見ていて、米ホワイトハウスの
「シチュエーション・ルーム(situation room)」なる
カタカナ英語を初めて耳にした。
直訳すれば「状況室」。
そしてピンときた。
この用語こそ、近年、韓国で多用されている漢字語
「상황실(状況室)」の原語に違いないと。
△ネイバー英韓辞典より
実際、英韓辞典で確認してみると「situation room」は
「상황실」と訳されている。
ところで、「situation room」にしろ「상황실」にしろ、
日本語では「緊急対応室」あるいは「緊急対策本部」
くらいに訳すのが適当だろうか。
カタカナ英語の「シチュエーション・ルーム」や直訳調の
「状況室」では、意味が通りにくいのは間違いない。
(終わり)
△ネイバー「今日の中国語会話」2月28日掲載分より
例によって、ネイバー(韓国の代表的ポータルサイト)の
無料中国語講座を経由した韓国語ネタである。
何でも、最近の韓国語では海外旅行時などに使う
Wi-Fiレンタルのことを「와이파이 도시락」(Wi-Fi弁当)と
言うのだそうだ。
おかしな名称だと思い、ちょっと調べて見た。
△「Wi-Fi弁当」サービスのサイトより
なぞはあっけなく解けた。
ある会社のヒット商品(サービス)名が、
一般名詞化した名称だった。
(終わり)
8月26日付ハンギョレ新聞の風刺漫画には、個人的に深い感慨を
抱かざるを得なかった。
フランスで開かれたG7首脳会談の場で、どこかの国の気持ちの悪い
首相が、アメリカの大統領に「韓国を때찌(テッチ)ちてちょうだい」と
泣きついている図だ。
この風刺漫画自体の感想はさておくとして、ここで使われている
「때찌」なる韓国語の幼児語が、「ヲタク」を痛く刺激したのだ。
韓国人の女性といっしょに3人の子ども(幼児)を育てた経験の
ある「ヲタク」にとって、この「때찌」なる幼児語は、もはや
「外国語」ではない。
意味的には、日本語で言う「お尻ペンペン」の「ペンペン」と、ほぼ
7割方重なる表現である。
余計なお節介にはなるが、将来、韓国人女性(あるいは男性)と
いっしょに子どもを育てる可能性が少しでもある人は、知っておいて
損はしない言葉であろう。
(終わり)
△ニュース1(8月17日)より
日韓対立が泥沼化の様相を呈する中、韓国メディアでしばしば
目にするようになった新しい用語が「토착왜구(土着倭寇)」。
意味的には「親日派」と重なる部分が大きく、過去の日本の植民地
支配を美化したり、韓国叩きを行う日本の右派・嫌韓勢力を利する
ような言動を取る者を非難する際に使われる政治的罵倒語である。
(終わり)
遅ればせながら、目下、韓国で「소확행(小確幸)」なる奇妙な
言葉が大流行していることを、つい最近知った。
(YouTube上に釜山市が提供しているプサン方言によるプサン関連
ニュースを見ていて出会った、というのが真相。)
調べてみると、この言葉は日本の小説家、村上春樹が作った造語で、
「小さいけど確かな幸福」の略語だった(日本語俗語辞書)。
ネイバーニュースで検索すると、この言葉の韓国での流行ぶりが
確認できる。
△ネイバーニュースで「小確幸」を検索
検索にかかった記事数(使用例)は、直近の1か月間だけで実に
1,400件を超えている。
さらに驚いたことには、「小確幸」から派生した「대확행(大確幸)」
なる造語まで誕生していた。
韓国で日本の現代小説が大きな人気を集めていることは、つとに
知っていた事実だ。
しかし、日本の現代小説が、現代韓国人の精神世界、あるいは
韓国語や韓国社会全般にまで、これほど深くて広い影響を与えて
いるとは知らなかった。
それにしても、考えてみれば、韓国語や日韓関係にまつわる
分野で、こうして小さな発見をしては一人、悦に入る「ヲタク」の
自己満足もまた、りっぱな「小確幸」と言えるに違いない。
(終わり)
韓国語で
난 맥주병이야.
(私、ビール瓶なの。)
と言われて、意味がわかる人は、相当な韓国語通だろう。
△ネイバー中国語講座(6月13日)より
正直、ネイバーの中国語講座で、この韓国語訳に接した「ヲタク」は、
即座には理解ができなかった。
もとより、テキストの原文にある中国語の単語も知らなかった。
ビール瓶のような体形をしている、ということなのだろうか?
もしかしてビール病?
結局、韓国語の俗語表現で「맥주병」(ビール瓶)と言えば、
日本語で言う「カナヅチ」、つまり「泳げない人」の意味だった。
なかなかおもしろい俗語である。
(終わり)
ほとんど使うことはないが、「ヲタク」も持っているデビットカード。
今日、ネイバー(韓国の代表的ポータルサイト)の中国語講座に、
そのデビットカードの話題が出ていた。
△3月26日 ネイバー中国語講座より
とりあえず中国語の方は横に置くとして、さて、韓国語では、
このデビットカードのことを何というのか?
日本以上のスピードでキャッシュレス(無現金)化が進む
韓国社会である。知っておいても損はしない単語だろう。
韓国語でデビットカードは、(100%イコールではないが)
韓国式英語で「チェックカード」、つまり、
체크카드
(終わり)
△ネイバー中国語講座2/22の一部
例によってネイバーの中国語講座を通じて、最新とは言えないまでも、
数年前から韓国の若者たちの間で使わている流行語を一つ、学んだ。
만찢남(ネイバー・オープン辞書)
なる奇怪な言葉がそれだ。
言葉の由来と意味は、
「만화를 찢고 나온 듯한 남자」。
(少女漫画を破って飛び出してきたような美男子)
正直、どうでもいい言葉である。
ただ、冒頭で紹介した通り、韓国のこの奇怪な若者言葉が、中国の
韓流ファンの手によって「漫撕男」と中国語に直訳され、中国語の
新語にもなっている、という事実はおもしろい。
日本語に直訳すれば「漫破男」くらいになるのだろうか?
(終わり)
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何の自慢にもならないが、「ヲタク」は韓国のネイバーが提供する
毎日の中国語講座で、中国語を学ぶことを日課にしている。
時折、「ヲタク」も知らない単語(韓国語)が出てくるので、いわば
一石二鳥なのだ。
たとえば、1月22日の講座。
△1月22日ネイバー中国語「今日の会話」
「ヲタク」はスペアキーの韓国語を知らなかった。
韓国で暮らした経験がないので、どうしても、日常生活に密着した
用語に弱いのだ。
ところで、韓国語でスペアキーは「비상 열쇠」。
直訳すれば「非常カギ」だ。
(終わり)