2018年冬のプサン訪問で、「ヲタク」が乗ったビートルの便は、
対馬の比田勝港経由だった。
△対馬比田勝港
時間的には、直行便(約3時間)に比べ40分ほど余計にかかるが、
そう大した差はない。
△ビートルを降りた乗客は10名前後
毎回となると話は別だが、たまに乗り合わせるくらいなら、
むしろ変化があっておもしろいくらいだ。
△プサン行きのオーシャンフラワー号に向かう人々の列は切れない
その日はちょうど、対馬観光を済ませオーシャンフラワー号に
乗り込む大勢の韓国人客を目にし、あらためて韓国の対馬人気を
実感させられた。
△プサンー対馬航路を走るオーシャンフラワー号
ちなみに、そのオーシャンフラワー号は、「ヲタク」の乗った
ビートルより少し遅れて釜山港に入港した。
△釜山港に入港するオーシャンフラワー号(写真中央)
入国審査場は、2隻の下船客が合わさり、かなりの混雑を呈した。
ただし、日本人など外国人はごく少数だったので、外国人向けの
審査台前だけはスカスカだった。
(終わり)
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2017年夏のプサン訪問では、妻から頼まれたインスタントラーメン
2箱を草梁洞のスーパーで購入し、持ち帰った。
たかがラーメンとは言え、2箱ともなればけっこう重く、持ち運びは
やっかいだ。
そこで、ターミナル内で大いに世話になったのが、手荷物運搬用の
カートだ。
出国手続きの際は本人と荷物だけしか通過できないが、手続き後から
船までのカートについては、別途、わざわざターミナルの韓国人
係員が「ヲタク」の元に持ってきてくれた。
非常に広いプサンの国際ターミナルの中で、この親切は、本当に
ありがたかった。
△ターミナル内にはネットカフェもある
一方、久しぶりに不愉快な思いをさせられたのが出入国審査だった。
プサンの出国検査のボディチェックでは、長身で美形のSっぽい
女性検査官から、胸ポケットに入れたタバコのパッケージの中身まで
細かく検査された。
実は、このからまれ方(検査)は、そう不愉快ではなかった。
問題は、博多港での入国審査だった。
審査場に入るやいなや、何のことわりもなく、いきなりパシャッと
撮影された。
見ると、2人の女性審査官が入り口の脇から、大型の三脚に乗せた
特殊カメラで「ヲタク」を写したことがわかった。
撮られてやましいことなど何もなくとも、これでは、さすがに
気味が悪いし不愉快になる。
「ヲタク」は、物や動物ではなく人間なのだ。
抗議するつもりなどなかったが、せめて簡単な説明でも聞けたらと
思い、審査の順番が回って来た時、審査台に座った高齢の審査官に
話しかけてみた。
「今は、審査場に入るみんなの写真を撮ってるんですね。」
「いいや、外国人だけですよ。」
それはおかしい。現に日本人の「ヲタク」も、ついさっきそこで
撮られたし、第一、外国人と日本人が入り乱れて審査場に入って
くるのに、どうやって外国人だけを撮影できるというのか。
技術的にも不可能だ。
「え?さっき、(日本人の私も撮られましたよ)」という「ヲタク」の
言葉をさえぎるように、審査官は言った。
「日本人もアメリカに行けば、撮られますよ。日本人もアメリカじゃ
外国人ですからね。」
え?この人は何を言っているのか?
「昨年はなかった、いきなりの全身撮影の目的は何か?」と単刀直入に
質問しなかった「ヲタク」も悪かったが、あまりにも人を小ばかにする
ような、はぐらかしようだった。
まるで、安倍首相の国会答弁ではないか。
一国の首相が首相なら、出入国審査の最前線に立つ公務員のレベルも
こんなものなのかと思うと、妙に情けなくなった。
日本は本当にこれで大丈夫なのか?
それにしても、外国人観光客はもとより、再入国する日本人利用者まで
潜在的な犯罪者(テロリスト?)扱いするようなやり方は、いかがな
ものだろう。
観光立国を目指し海外に向け「おもてなし」を宣伝するのなら、
博多港から入国する外国人に対しても、もう少し、思いやりのある
対応ができないものか。
「ヲタク」には、もっとソフトで、しかも効果的なやり方が他にあると
思えてならない。
<追記 2018年1月>
上記文中の特殊カメラはサーモカメラであることが、後日、判明した。
(終わり)
△帰国当日の朝、国際ターミナルから雨天のプサンを望む
2014年夏のプサン訪問を終えた「ヲタク」は、娘2人といっしょに
高速船に乗り日本に帰国した。
妻は、もうしばらく実家に留まり、退院後の義母のリハビリ生活を
介助する予定だ。
△帰国便はビートル
ところで、「ヲタク」は今回初めて対馬(比田勝港)を経由して
博多港に入る高速船に乗った。
△対馬(比田勝港)に寄港したビートル
対馬に寄港する分、博多港到着は通常よりも約30分
遅れる。
△最後の下船客を迎える比田勝港国際ターミナル
しかし、上陸できないまでも、いつも遠くから島影だけを
見て来た対馬を間近に見れるのは、ちょっとうれしかった。
「ヲタク」はまだ、対馬に行ったことがない。
ところが、当日はあいにくの雨。
高速船の窓越しに、すぐ近くに見える対馬がぼやけていた。
△ビートルから博多港国際ターミナルを望む
博多港ではきれいに窓越しの景色が見えただけに、今さら
ながらに対馬の雨がうらめしい。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)
△釜山国際旅客ターミナルの到着口
長女(大学1年)は2013年の暮れ、博多港から一人で釜山に
渡り、妻の実家(草梁)や従姉のアパート(海雲台)で年末年始を
過ごした。
△ターミナル内の釜山銀行で両替する長女
結果的に「ヲタク」は、2013年暮れ、釜山港の国際ターミナルで
長女を出迎え、そして、2014年の正月過ぎには、博多港の
国際ターミナルで帰国する長女を出迎えた。
△長女を乗せ博多港に入港するビートル号
何のことはない。
この冬、「ヲタク」は、国境を股にかけ、対馬海峡の両岸で
親馬鹿ぶりを発揮したのだ。
△姉を乗せ接岸するビートルを見つめる末っ子(小6)
長女は、この冬、妻方の親戚たち(妻の母、そして妻の姉妹や
その子どもら)との交際を通じ、「ヲタク」も知らない釜山や
韓国をたくさん経験してきた。
△博多港国際ターミナルの到着口で姉の帰国を待つ末っ子
うまくいったこともいかなかったことも、全ては今後の彼女の
知的な、さらには人間的な成長の糧(かて)になってくれる
ことだろう。
妻方の親戚たちには、「ヲタク」からも心からの感謝である。
(終わり)