日本語で言えば「一球速報」と言ったところか。
「ヲタク」は、2014年プロ野球日本シリーズ第3戦を福岡の
自宅で、地元KBCテレビの生中継に加え、韓国NAVERの
「문자중계(文字中継)」という二つのメディアで見守った。
△ネイバーの一球速報より6回裏終了時点
甲子園で行われた第1、2戦での戦績は阪神1勝、ホークス1勝の
タイ。
ヤフオクドームで行われた今夜の大事な大事な第3戦で、
プサン出身のイ・デホは、6回裏、ドンづまりの当たりながら
センター前にダメ押しとも言える2点タイムリー打を放った。
それをヤフオクドームで行われたパ・リーグのCS最終戦終了後、
ホークスの選手からも感動的な胴上げで引退を祝福されたばかりの
元日本ハム稲葉が、「最後までしっかり振り抜いた結果ですね。
当てただけならあそこまで飛びません。」とテレビの解説で
フォローしていた。
福岡の自宅でテレビとインターネットでホークスを応援して
いた韓国「ヲタク」にとっては、実に感動的な時間帯であった。
(終わり)
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数日前、韓国のKBSニュースを聞いていて、意味はとれるものの、
ちょっとした違和感をおぼえた単語があったので、少し調べてみた。
実はもう少し時間を取ってもっと深く考察したかったのだが、
何分、考察を深めるだけの材料(史料)を見つけることが
できなかった。
そこで、ここでは例によって「ヲタクのメモ」程度に記録しておく。
その単語とは「의부(義父)」。
これには日本語の「義父」と共通する用法(実母の再婚相手など)も
あるにはあるが、韓国語の一般的な用法としては日本語の
「義父」と大きく異なっている。というより、意味する領域が
広い。
例えば、実母の再婚相手を「의붓아버지」(義理の父親)と
表現するのは日本語的な用法と共通する自然な(?)用法だ
としても、韓国語では実の父親の再婚相手(つまり義理の母)も
「의붓어머니」と表現し、さらには、再婚相手の連れ子も、
妻側の連れ子であれ夫側の連れ子であれ、「의붓아들/의붓딸」
などと表現する。
つまり、上にあげた後者の2つの例からわかることは、韓国語では、
漢字語の「의부」(義理の父)が本来持っている意味あいが
失われ、単に「義理の」を意味する言葉として広く使われて
いるということだ。
なお、結婚相手の父母については、別個、「장인、장모」
(丈人、丈母:妻の父母)、「시아버지、시어마니」(夫の
父母)などの表現があり、「의부(義父)」は使われない。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)