福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

久しぶりの白智英

2024年06月30日 | 【日常の韓国】
■백지영 - 총맞은 것처럼(ペク・チヨン「銃で撃たれたように」)

週末の土曜。朝から故郷の田園地帯で農作業(ブログ主はなんちゃって
兼業農家)。

夜、自宅への帰宅途中、行きつけのラーメン屋さんで夕食の豚骨ラーメンを
食べ、自宅近くのスーパーに寄ってちょっとした買い物。

そのスーパーを出てすぐ、時刻にして夜8時10分過ぎ。

カーラジオで聞いていたKBSから、突然、ペク・チヨンの歌が流れ始めた。
久しぶりのペク・チヨンである。

流れた曲は失恋の傷心を歌うバラードではあったが、ブログ主の耳と心は、
彼女の歌に、1日の労苦をしっとりとねぎらってもらえたような気がした。

夕方から降り始めていた面倒なだけの雨さえも、思わせぶりな紫色の雨へと
趣(おもむき)を変え、ブログ主の気持ちを潤してくれた。

昭和風の感覚で言えば、車のカーラジオで韓国のラジオ放送が聞ける福岡
(おそらく佐賀や山口も)在住者の「特権」を、気持ちよく満喫させて
もらった。

(終わり)

障害を持つ詐欺師

2024年06月29日 |  〇映画・映画音楽
복지식당   「福祉食堂」 〇〇〇--
(2073)



2022年に公開されたインディーズ系の社会派映画。

交通事故で両足と左手に重い障害を負った主人公が、ずさんな検査により
障害の程度を軽く判定(5級)されたために、各種の福祉サービスを受ける
権利や障害者向けの就労の機会を奪われてしまう。

苦境に陥った主人公と姉に、一見、信頼のおけそうな、自らも両足に障害を
持つ支援者が接近してくる。主人公は、その男を信じ頼るが、その男の正体は
障害者を食い物にする悪質なブローカーだった。結局、主人公は男にまんまと
騙され、弁護士費用などを口実に、わずかな貯えまで奪われてしまう。


△重度の障害を負いながら、軽度障害と判定されてしまった主人公

窮地に追い込まれた主人公が、ギリギリのところで自分を奮い立たせ、
障害の等級審査のやり直しを求める行政訴訟の場に、1人で出廷する場面で
映画は終わる。

なお、映画題名の「복지식당(福祉食堂)」とは、ブローカーの障害者が、
よく出入りしている食堂のこと。何とも皮肉な題名である。ただし、食堂の
厨房を受け持つ聴覚に障害を持つ老女だけは、最初から、ブローカーに
険しい視線を向けていた。

弱者が弱者を食い物にする、何とも殺伐とした内容の映画ではあったが、
それでも希望を失わず、前を向いて生きていこうとする主人公の強さには
救われる思いがした。


(終わり)

キュートな朝鮮族方言

2024年06月28日 |  ┗注目女優
웨딩스캔들  「ウェディング スキャンダル」 〇〇〇〇-
(2072)



2012年に公開された異色のラブコメディー。

偽装結婚をした韓国人の男と延辺出身の中国朝鮮族の女が、2年後に再会
し、偽装が露見しないように工作し始めたことをきっかけに、真実の恋が
芽生えていくコミカルな物語。

2人をハッピーエンドに導く意外などんでん返し(詳述は控える)もあり、
なかなか見ごたえのある映画だった。


△主演女優はカク・チミン

特に、主演女優のカク・チミンについては、速成とは思えない朝鮮族方言が
実にキュートで、非常にいい味を出していた。

(終わり)

スコッチとチャジャン麺

2024年06月27日 |  ┣銀幕のチャジャン
히든     「Hidden」  〇〇〇--
(2071)



2022年に公開された女性を主人公とするハードボイルドアクション。

格闘術の名手でもある女性麻薬捜査官が、数々の危機を乗り越え、親友の
仇(かたき)でもある麻薬密売組織のボスの正体を突き止め、逮捕する
物語。


△チャジャン麺とジョニー・ウォーカー

この映画では、主人公の協力者の男が、バーでスコッチウィスキー
(ジョニー・ウォーカー)を飲みながらチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)を食べるシーンが登場し、ブログ主を大いに喜ばせてくれた。


△スコッチを飲みながらチャジャン麺

韓国映画に登場するチャジャン麺にこだわり続けているブログ主では
あるが、さすがに、チャジャン麺とスコッチウィスキーのツーショットは
目にした記憶がない。


△チャジャン麺を口に運ぶ男

そういう意味では、実に貴重な映画を鑑賞させてもらった。


△チャジャン麺をすすり上げる男

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

ブログ主の目に映ったチャジャン麺は、英国伝統のスコッチウィスキー
にも負けない存在感を発揮していた。


(終わり)

シム・ウナは癒し系

2024年06月26日 |  ┗注目女優
미술관옆 동물원「美術館の隣の動物園」  〇〇〇--
(2070)



1998年に公開されたラブコメディ。

新しいアパートに引っ越した女性が、前の住人である元カノを訪ねて
来た兵役休暇中の男性と出会い、ハチャメチャな紆余曲折の後、最後に
結ばれてハッピーエンドを迎える物語。


△主演女優はシム・ウナ

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、主役を演じた女優
シム・ウナの持つ、ほのぼのとした魅力には癒された。


(終わり)

恋の南北統一戦線とは?

2024年06月25日 |  ┗注目女優
남남북녀   「南男北女(直訳)」 〇〇〇--
(2069)



2003年に公開されたファンタジックなラブコメディ。

韓国の男子学生と北朝鮮の女子学生が中国での高句麗遺跡合同発掘事業で
出会い、恋に落ちる。そして、ドタバタ劇を繰り広げた末、ついには
北朝鮮の最高指導者の許可を得、結婚にこぎつけるという展開。


△北朝鮮の女子大生を演じた主演女優はキム・サラン

実にナンセンスな内容ながら、物語の展開にはそこそこ引き込まれて
しまった。

それにしても、この映画の正規の邦題である

ラブ・インポッシブル~恋の統一戦線~

とは、何とも秀逸な日本語訳ではないか。



(終わり)

映画学科の青春群像

2024年06月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
렛 미 아웃  「レット ミー アウト」 〇〇〇〇〇
(2068)



2013年に公開された青春ドラマ。

大学の映画学科に通う、批評家肌のニヒルな青年が、実際の映画作りを
通じて人として大きく成長していく物語。なかなか見ごたえのある青春
映画だった。

この映画ではブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が、
台詞として1度だけ登場した。

主人公のバイト先であるコンビニ店に、外国人客が来店したシーンだった。


△韓国語を話す外国人客

その時の会話は以下の通り。

外国人客:자파게티 없어요?
店員:짜파게티요?
外国人客:네.
店員:다 떨어졌는데..
外国人客:알겠습니다.

外国人客:ジャパゲティ、ありませんか?
店員:チャパゲティ(即席ジャージャー麺)ですか?
外国人客:はい。
店員:今、切らしてますね..
外国人客:わかりました。

発音が少しおかしいとは言え、外国人客の口から唐突に「チャパゲティ」
という単語が出てきた時には驚いた。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

これだから、韓国映画に登場するチャジャン麺から目(耳も)が離せない
のである。


(終わり)

韓カップ麺のミニチュア

2024年06月22日 | 【日常の韓国】

△チャパゲティカップ麺のミニチュア(本来はガチャポン用製品)

末っ子にネットでの購入を頼んでいたチャパゲティ(韓国式ジャージャー
麺の即席麺)カップ麺のミニチュアが、末っ子の元に届いたとのこと。

今回は、ブログ主宅(実家)ではなく、福岡市の自宅アパートを郵送先に
選んでいたようだ。


△粉末ソースの袋とは芸が細かい(上記カップ麺の底を上に撮影)

次回、末っ子と会う時に、このミニチュアをもらうことになる。

末っ子には、この場を借りて、前もって感謝の意を表しておきたい。

(終わり)

北朝鮮工作員の悲哀

2024年06月22日 |  〇映画・映画音楽
간첩 리철진 「スパイ リ・チョルジン」 〇〇〇--
(2067)



1999年に公開されたヒット作。北朝鮮から韓国に潜入した工作員を
主人公にしたスパイドラマだ。

ある特殊な任務をおびて韓国に潜入した工作員が、韓国在住の固定工作員
家族と出会い、人間的な信頼を深めつつも、結局、党に使い捨てられ、
追い詰められたあげくに自ら死を選ぶ、という悲劇的な展開。


△主演男優はユ・オソン

思わず笑ってしまうコミカルなシーンも多々あり、物語の展開には
それなりに引き込まれてしまったが、全く救いのない映画だった。

(終わり)

事故偽装専門の暗殺者

2024年06月21日 |  〇映画・映画音楽
설계자    「設計者」 〇〇〇--
(2066)



2024年に公開された犯罪サイコスリラー。

事故や自死を偽装した暗殺を請け負う「設計者」の主人公が、警察官も
加わっていると思われる、より大きな設計者組織に命を狙われ、仲間
3人を次々と失っていく。


△主演男優は、プサン生まれ昌原育ちのカン・ドンウォン

2人の仲間の「事故死」や1人の仲間の「裏切り」の真相、そして何より、
巨大設計者組織の全体像や1人生き残った主人公の未来などについては全く
明らかにされないまま映画は終わってしまう。

ブログ主としては、重たい消化不良感の残る映画だった。


(終わり)

きっかけはチャジャン麺

2024年06月20日 |  ┣銀幕のチャジャン

△2人で最初に食べたチャジャン麺

チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)ウォッチャーとして、以前から
気になっていた韓国映画「チャジャン麺、ありがとう」(鑑賞番号1810)を、
やっと鑑賞することができた。


△割箸2本を使い、麺にソースを絡める

両足に障害のある女性と知的障害を伴わない発声障害(脳性麻痺)の男性が
出会い、信頼と恋を育み、人生の同伴者となるまでの物語。2人はともに
30代半ばで男性が1歳年上。

実在の夫婦をモデルに創作された、心温まる映画だ。


△1回でパソコンを直すことはできなかったが、1度目のチャジャン麺

この映画では、男性が女性のアパートにパソコンの修理に訪れ、その際、
女性が男性に出前のチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)をごちそう
したことが、2人の距離を急接近させるきっかけになった。


△後日、パソコンの修理を終えた後、2度目のチャジャン麺

おそらくは実話でも、出前のチャジャン麺が、2人の恋のキューピット役を
務めたに違いない。


△2人はともにチャジャン麺好き

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

こういう映画を見ていると、自然と、ブログ主もまたプサンの街中で
チャジャン麺が食べたくなってくる。


(終わり)

ガチャとチャジャン麺

2024年06月19日 | 【日常の韓国】

△韓国焼酎のミニチュア

社会人1年目でミニチュア好きの末っ子が、またまた、福岡市内で面白い
ガチャを見つけてくれた。


△韓国カップ麺のミニチュア

今回は、韓国焼酎と韓国のカップ麺。

日本のガチャの奥深さには、毎回、驚かされるばかりである。それにしても、
こういうガチャを回す人が実際にいるのだろうか?他人事ながら、心配に
なってしまうくらいだ。


△ブログ主が欲しいのはこれ

少なくとも、ブログ主の場合は、今回もまた、チャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)ウォッチャーを自認する者として、チャパゲティ(即席
チャジャン麺)カップ麺のミニチュアを1個、末っ子に頼んでしまった。

例によって、末っ子がネット上で購入したものが、後日、ブログ主の元に
郵送されてくる運びになっている。



(終わり)

出前箱と暗殺の関係

2024年06月18日 |  ┣銀幕のチャジャン
깡패수업 2  「極道修行 2」 〇〇〇--
(2065)



1999年に公開されたノワール風のヤクザ映画。

義理も人情もない裏社会に生きる主人公が、兄貴分と弟分、そして親友を
使い捨てにしたあげく命まで奪った極悪の会長に復讐を遂げる。しかし、
彼もまた、信じた大物に使い捨てにされ、愛する女性を1人残し、この
世を去る。

全く救いのない、実に虚無的な結末の韓流ヤクザ映画だった。


△オープニングシーンに、いきなり中華の出前箱

なお、この映画では、オープニングシーンに、いきなり出前箱が登場し、
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)ウォッチャーであるブログ主の
期待感を大いに高めてくれた。


△出前箱を受け取った黒服の男は変装して検察庁へ

ただし、残念ながら、出前箱の中に最低1皿は入っていた可能性の高い
チャジャン麺が、実際に画面に登場することはなかった。


△ターゲットを目で確認する暗殺者

出前箱を受け取った黒服の男(殺し屋)は、配達人に変装して検察官の
部屋を訪れた。


△画面に映った料理は大皿のみ

そして、料理をテーブルに並べた後(画面に映ったのは大皿料理のみ)、
検察官と裏取引していた別組織の会長を、トイレの中で暗殺する。しかし、
極悪の会長は、口封じのため、彼の命をも奪った。

最初から最後まで、実に非情で腹黒の会長だったのだが、結局、腹黒さ
では、さらに上がいたという結末につながっていったのだった。


(終わり)

東京で破滅した韓青年

2024年06月17日 |  〇映画・映画音楽
깡패수업   「極道修行」 〇〇〇〇-
(2064)



1996年に公開されたノワール風の日韓合作極道コメディ。

ひょんなことで東京の裏社会と関わりを持つことになった韓国人青年が、
在日同胞の親分が率いる組織の末端に加わる。そして、紆余曲折を経て、
結局は、彼のために小指まで詰めた兄貴分(韓国人ヤクザ)の手により
射殺されてしまう。


△虚無感の漂うラストシーン

期待していた以上に見ごたえのある映画だった。


(終わり)

娘2人と雑餉隈の街へ

2024年06月16日 | 【日常の韓国】


6月中旬の某週末。ブログ主は、労組の用事で福岡市を訪れた。

午後5時過ぎ、用事を全て済ませた後、東区香椎(かしい)に暮らす長女を
誘い、博多区麦野に暮らす末っ子を訪ねた。

そして、3人で雑餉隈(ざっしょのくま)の街まで食事に出かけた。



入った店は、鉄板焼きの人気店だ。その日の店内も、ほぼ満席。



娘2人は1人前、ブログ主だけ1人半前を注文。

野菜も多く、健康によさげな肉料理だった。お味の方もまずまずだった。



ブログ主は、この日の夕食をブログネタにするため、キムチを注文する
ことを忘れなかった。

(終わり)