福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

チャジャン麺とハンカチ

2022年03月30日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓中を股にかけた犯罪サスペンス「共謀者」(鑑賞番号269)を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画にも、ブログ主が期待していたチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、しっかり登場した。


△仁川の中華料理店でチャジャン麺を食べる主人公の子分

この映画のチャジャン麺シーンでブログ主の目を引いたのは、
犯罪組織の幹部が食後に見せた動作。


△ハンカチで口元のチャジャンソースを拭く臓器密売組織の幹部

彼はハンカチで口元のソースを拭きとったのだ。

行いや見かけとは別に、食事のマナーだけは上品な男だった
ようだ。

チャジャン麺ウォッチャーを自任するブログ主も、口元のソースを
ハンカチで拭うシーンは記憶にない。

なかなか珍しいシーンだった。


(終わり)

韓国農業と「マジギ」

2022年03月29日 |  〇映画・映画音楽
미인(米人  「米人」   〇〇〇〇-
(1604)



2人の対照的な稲作農家の取り組みに焦点をあてたドキュメンタリー
映画。2022年の公開。

日本同様、韓国の稲作農業も生産者の高齢化と後継者不足という
深刻な危機に直面している。そうした中、この映画が注目した
若手農家の1人は、大学の研究者らと連携しながらドローンを使った
種もみの直播き農法に挑戦し、韓国農業の未来を切り開こうと
悪戦苦闘している。

一方、日本統治時代に「迫害」を受け、追放された朝鮮の伝統
品種と伝統的稲作農法の復活に韓国農業の未来を見出そうと奮闘
している農民もいる。

なかなか見ごたえのあるドキュメンタリーだった。

この映画でブログ主が着目したのは、韓国における農地の面積を
表す固有単位。


△若手農家は7マジギ(1400坪)の田でドローンによる直播きに挑戦した

単位名を「マジギ」(마지기)という。

日本の「反(たん)」(300坪=約1000平方メートル)に近い
固有の単位ではあるが、「マジギ」の場合、地域差が非常に大きく、
現代においても統一された単位ではないところに大きな特徴がある。

この映画では、主役の若手農家の住む地域(忠清南道)の実情に
合わせて1マジギ200坪を採用していた。



(終わり)

韓映画と月とタクアン

2022年03月27日 |  ┣銀幕のチャジャン
ファンタジックノワールとでも呼ぶべきか。ケタ外れにユニークな
韓流バイオレンス「その怪物」(鑑賞番号734)を、久しぶりに
再鑑賞した。


△露天商の主人公少女はチャジャン麺好き

主人公は、怪物的なサイコに妹の命を奪われた少女と姉の命を
奪われた幼女の2人。


△サイコの兄が持ち込んだ大金を前にチャジャン麺を食べる闇金業者たち

2人の姉妹の命を奪ったサイコが2人の命まで奪おうとするが、
最後には2人がサイコを打ち倒し、幸せな生活を手に入れる。


△店頭の台に置いてあった出前のチャジャン麺を盗んで逃げる幼女

この映画では少女の大好物がチャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)で
幼女の大好物がカン・チャジャン(ソースと麺が別々に提供される高級
チャジャン麺)だった関係もあり、チャジャン麺が何度も登場し、
ブログ主を喜ばせてくれた。


△おいしそうにチャジャン麺を食べる幼女

中でも、夜の繁華街で幼女が店頭の台の上に配達されたままに
なっていたチャジャン麺を盗み、少女と分けて食べたシーンは、
特に印象深かった。


△揚げ餃子でチャジャンソースをきれいに拭き取り口に運ぶ幼女

食事を済ませた後に、食事した場所が街中のトイレだった
ことがわかるのだが、これには完全に意表を突かれてしまった。


△2人が食事した場所は、何と街のトイレの中だった

さらに、少女がサイコに復讐を果たし、平穏な日常を取り戻した後、
ビルの屋上でチャジャン麺を食べるシーンも、なかなか秀逸だった。


△少女とチャジャン麺と白い三日月

少女は真昼の空に浮かんだ白い三日月を見上げる。


△昼間に見えた三日月

そして、チャジャン麺の付け合わせのタクアンを月に重ねて
から、口に運んだ。


△三日月にタクアンを重ねた少女

何とも風流で詩的なシーンだった。

この映画を見て、あらためて思い知らされたことだが、韓国映画と
チャジャン麺は切っても切り離すことのできない関係にある。

その関係の深さは底が知れないほどだ。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中にチャジャン麺の姿を追い続けるブログ主の旅は、
まだまだ続きそうだ。


(終わり)

小さな島でチャジャン麺

2022年03月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
ハートフルな社会派コメディ「南に跳べ」(鑑賞番号730)を、
久しぶりに再鑑賞した。

物語の主要舞台は、中華料理店など存在しない、南海沖(慶尚南道)の
小さな島。

そんな映画にまで、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風
ジャージャー麺)が2度も登場したのだから、あきれてしまう。

では、一体なぜ、中華料理店もない過疎の小島で登場人物たちが
チャジャン麺を食べることができたのだろうか?

その答えは、以下の通り。


△主人公の妻が料理したチャジャンソース

まず、1度目は主人公の妻による手作りのチャジャン麺だった。


△手作りのチャジャンソースを麺にかける主人公の妻

さすがのブログ主も、映画で主婦による手作りのチャジャン麺を
(意識的に)目にするのは、この映画が初めてだった。


△麺は、島外から持ち込んだゆで麺だろう

チャジャン麺ウォッチャーにとっては、非常に印象的なシーン
だった。


△おいしそうにチャジャン麺を食べる公安の男1

そして2度目が、カップ麺のチャジャン麺。


△カップ麺のチャジャン麺を食べる公安の男2

同じカップ麺でも、主流のラーメンではなく、あえてチャジャン麺を
選んだところに、関係者らの並々ならぬチャジャン愛が感じられた。


△カップの中には黒い麺

それにしても、一体、韓国人はどこまでチャジャン麺が好き
なのか?

韓国映画を見る限り、韓国には、チャジャン麺なしには生きて
行けないのではないかと、こちらが心配になるくらいに深く、
チャジャン麺を愛してやまない人々が大勢いる。


(終わり)

いじめとチャジャン麺

2022年03月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
社会派のヒューマンドラマ映画「私の少女」(鑑賞番号157)を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、主人公の女性警官がワケありの少女を自分の
アパートに招き、食事をさせるシーンでチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)が登場した。


△女性警官は少女のためにチャジャン麺と酢豚を出前で取った

このシーンでブログ主が注目したのは、少女の手元。

少女は、箸ではなくフォークでチャジャン麺を食べていた。


△フォークでチャジャン麺を食べる少女

これも社会の実態を反映している、と見ていいだろう。


(終わり)

チャジャン麺をラブホで

2022年03月25日 |  ┣銀幕のチャジャン
엔조이 닷컴「エンジョイ・ドットコム」 〇----
(1603)



2016年に公開されたインディーズ系の恋愛映画。成人指定の
ちょいエロ映画だ。

後腐れのない一夜限りの性交渉を目的にした男女たちが集う
ネットコミュニティーで出会った男女が、真実の愛に目覚めて
いく物語。

この映画では、主人公男女とは別のカップルがラブホテルで
チャジャン麺を食べるシーンが登場した。


△ラブホテルで取った出前のチャジャン麺を食べる男女

ブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、チャジャン麺が
見れただけでもよし、としたい。



(終わり)

新聞紙エプロンに興奮

2022年03月24日 |  ┣銀幕のチャジャン
ハートフルな家族コメディ「オー!ブラザーズ」(鑑賞番号363)を、
久しぶりに再鑑賞した。

例によって、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風
ジャージャー麺)が登場してくれた。



主役の兄弟が借金の取り立てに出向いた相手が、チャジャン麺を
食べていたのだ。



さすがのブログ主も即座に理解することはできなかったが、相手の
男は新聞紙で作ったエプロンをかぶっていた。飛び散りやすい
チャジャンソースから上着を守ることが目的だったのだろう。

新聞紙エプロンを着けてチャジャン麺を食べるシーンを意識的に
目にしたのは、この映画が初めてだった。

韓国映画に現われるチャジャン麺シーンは創意に富んでいて、
何とも奥が深い。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主のチャジャン麺観察はまだまだ続く。


(終わり)

食器の山に興奮

2022年03月23日 |  ┣記録のチャジャン
ハートフルな家族コメディ「私の独裁者」(鑑賞番号967)を、久し
ぶりに再鑑賞した。

チャジャン麺ウォッチャーを自称するブログ主にとっては、非常に満足度の
高い映画だったと言える。

まず驚かされたのは、主人公の父親が金日成主席の体形に近づくべく、
当局の指導員から無理やり食べさせられたチャジャン麺の量の多さ。

積み重なった食後の食器が、その量が半端ではなかったことを物語っていた。


△訓練期間中、主人公の父親が食べさせられたチャジャン麺の食後の食器

ブログ主の韓国映画鑑賞の歴史を振り返っても、1人の人間が短期間に
これほど多くチャジャン麺の食器を積み重ねたシーンなど、見た記憶が
ない。

△チャジャン麺を豪快に口に運ぶ若き日の父親

一方、主人公の父親がチャジャン麺を、まるでワンコそばのように次から
次へと食べさせられるシーンも見ものだった。

△チャジャン麺を豪快にすすり上げる若き日の父親

元々はチャジャン麺が好物だった父親ではあったが、無理やり食べさせ
られるチャジャン麺は苦痛でしかなった。

△ワンコそばのようにチャジャン麺を食べさせられる若き日の父親

同シーンでは5杯目まで確認できたが、実際はもっと続いた可能性も
ある。

仮に5杯で終わっていたとしても、1度に5杯のチャジャン麺と言えば、
ブログ主の韓国映画観察史上、最高記録の6杯(2作品)に次ぎ3位タイに
あたる、堂々たる大記録である(※参考記事)。


△父親と約20年後に再会した息子が出前で取ったチャジャン麺

いずれにしろ、当局から受けた秘密訓練で心を病んでいく父親の中に、
チャジャン麺は重たいトラウマとして刻印されることになる。


△出前のチャジャン麺を見て拒否反応を起こす、後年の父親

後年、父親は、チャジャン麺を目にしただけでも強烈な拒絶反応を示す
ようになっていた。


△人情派の闇金業者も事務所でチャジャン麺

ブログ主には、チャジャン麺にトラウマを抱えた登場人物、という設定も
実に新鮮だった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

ブログ主のチャジャン麺探求は、まだまだ終わらない。



(終わり)

サラダとキムチ

2022年03月21日 | 【日常の韓国】
3連休の2日間、ブログ主の家族は久しぶりに実家に全員が集合した。

1度だけ食べ放題系の焼肉屋さんで外食した。



「チョレギサラダ」と「キムチ」。



いずれも日本化した韓国料理。



撮影しておいた。


(終わり)

チャジャン麺に手つけず

2022年03月21日 |  ┣銀幕のチャジャン
金融サスペンス映画「マネー」(鑑賞番号666)を、久しぶりに
再鑑賞した。



この映画では、主人公の証券マンが、規制当局の敏腕検事から
事情聴取を受ける場に、ブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が登場した。



ただし、主人公はチャジャン麺に一切手を付けなかった。

それは、簡単には当局に協力できないという気持ちの表れでも
あった。


(終わり)

最低男とチャジャン麺

2022年03月21日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓流復讐映画の極北「名もなき復讐」(鑑賞番号191 )を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画では、主人公女性に制裁された最低男たちの中の1人が、
カップ麺のチャジャン麺を食べるシーンが登場した。



商品名は「チャパゲティ」で間違いない。



一瞬ではあったが、商品名の一部が画面に映し出されたのだ。

人気商品の宿命ではあるのだろうが、いくら映画の中とは言え、
こんな最低男にまで食べられてしまうとは、何とも不憫な(?)
役回りである。

チャジャン麺ウォッチャーとして、少し同情してしまった。



(終わり)

福岡TVでプサン紹介

2022年03月21日 | 【日常の韓国】

△Yahoo!japanテレビ番組より

3連休の最終日、ブログ主は家でテレビを見ていた。



偶然ではあったが、プサンの観光・グルメスポットを紹介する
番組を見た。



地元テレビ局が現地スタッフの協力を得ながら制作したもの
だった。



ブログ主が見知ったスポットも多々、登場した。



ブログ主には興味も必要もない情報がなかったわけではないが、
何事も知っていて損をするような情報がないのも事実。



目を凝らしてテレビ画面を見つめるだけではなく、写真まで
撮った。

もちろん、当ブログに記録、公開するためである。

それにしても、ブログ主が普通にプサンを訪れることができる
日は、一体、いつになったらやってくるのだろう。

近い将来、その日が必ずやってくることを信じて、今はただ待つ
しかなさそうだ。



(終わり)

初のカップチャジャン麺

2022年03月19日 | 【日常の韓国】
福岡市に住む長女が、週末、実家に帰ってきた。


△パルトの輸出向けカップチャジャン麺

ブログ主と妻に1個ずつ、カップのチャジャン麺をお土産にくれた。
娘が、福岡市内のスーパーで買ったものだ。



さっそく、食べてみることにした。

調理方法は、日本のカップ焼きそばと全く同じ。



ただし、パルト(팔도)のカップチャジャン麺は、湯切りの穴の
作りが雑だ。穴を開けるのに、ちょっと失敗してしまった。



チャジャンソースはけっこう本格的。これには好感が持てた。



ソースを麺と混ぜれば、準備完了だ。



お味の方は、正直、期待以上の美味だった。

これなら、時々、食べてみたいと思った。



(終わり)

韓国映画と国会聴聞会

2022年03月19日 |  〇映画・映画音楽
병관자들  「傍観者たち」 -----
(1602)



2022年に公開されたインディーズ系の短編映画。



架空の地方都市テイゴ市の市有地不正取引事件をめぐる国会
聴聞会の様子を、ドキュメンタリー風に描いた作品。

突然、ロシア人や金の仮面をかぶった人々との関係について
証言を始めた証人(前副市長)が、休憩中、トイレで血を
吐いて意識不明の重態に陥ったところで映画は終わる。

正直、ブログ主には、何を伝えたいのか、さっぱりわけの
分からない映画だった。


(終わり)

チャンポン推しの町中華

2022年03月18日 |  ┣銀幕のチャジャン

△町中華に集う商店街の関係者たち

ハートフルな家族映画「チャンス商会」(鑑賞番号573)を、久し
ぶりに再鑑賞した。


△チャジャン麺は黄色囲みのみ

この映画では、主人公家族をはじめ商店街の商人たちが集う場所が
町中華の店だった関係もあり、ブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が登場する場面もあるにはあった。


△手前の赤っぽい料理はチャンポン、チャジャン麺は後方の黄色囲み

しかし、店(映画監督?)のイチ押し料理はチャンポンだった
ようで、チャジャン麺はチャンポンの影に隠れるように登場した。


△「짬뽕(チャンポン)」を押す店

当然の話ながら、現実社会にはチャジャン麺よりもチャンポンを
好む韓国人も大勢いるのだ。


△ずらっと並ぶ「짬뽕(チャンポン)」の文字

そうした現実が映画に反映されたとしても、決しておかしな
話ではない。


△食後のカラの食器で登場したチャジャン麺

この映画は、もっともらしい状況分析(?)を元に自分を納得
させながらの再鑑賞となった。



(終わり)